月別アーカイブ: 2015年11月

プンパニッケルと大麦パン

プンパニッケル

高野産ライ麦使用
年に一度のスペシャルバージョンです。


大麦パン

精麦度を下げた大麦を使用。
麦芽の香りと甘みが強くなりました。
焼き色もきれいです。

今日のパン焼きも、なかなかいい調子でした。
酵母も絶好調です。

パンはどれも素晴らしい香りを放ちながら、きれいな形に焼き上がりました。
食べておいしいのはもちろんのこと。

今日は中でも、プンパニッケルと大麦パンが特別でした。
プンパニッケルは、我が食工房畑のライ麦を使いました。
わずかな量しかないので、今日の一回だけでおしまいです。
年に一度のスペシャルバージョンです。

そして大麦パンは、先日ご紹介したとおり、精麦度を下げてより玄麦に近づけたものを使いました。
こちらは、これからの主流になるはずです。

で、プンパニッケルですが、今日焼いて大方売れてしまいました。
でも、わずかですが残っています。
早いもの勝ちです。
ご来店ご注文、お急ぎください。

大麦パンの方は、残もありますし、土曜日にもまた焼きます。
麦芽の風味と甘みが、以前より強くなっているように感じます。

その他、どのパンもみな、おいしく焼けておりますよ!
ご来店お待ちしております。


こんな記事に目が留まりました。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20151119-00051589/

※一定時間後に削除される可能性があります。

世界は、悩み深き時代に・・・

言うまでもありません。
先日、フランスはパリで起こった同時多発テロ。

いろいろな意見が飛び交っているようですが、多くの人は戸惑いを隠せないようです。

私は、思っています。
とうとうここまで来たか・・・と。

そしてこれは、私たちが今まで信じて来た常識とか正義とか善と呼ばれるものの中に、何か決定的な間違いがあったのかも知れないと。
それは何だろう・・・。

そう簡単には答えは出ないと思います。
でも、気づかなくてはならないでしょう。
このままでは行き止まりにしか見えませんから。

この次、どんなことがこの世界に起こるのか・・・。
あまり考えたくありませんが、向き合わないわけには行かないでしょう。

自分が当事者になることがないとは、もはや誰にも言えない状況に、この世界はなってしまった・・・。

この先何年、否何十年、世界は悩み深き時代に入ったのだと思っています。


カレンダー

2016食工房オリジナルカレンダー

カメラ、見つかる!

いやはや何とも、間の抜けた話しでした。
失くしたと思ったのは、単なる物忘れでした。

今まで入れたことのないものに放り込んで、その入れ物をここしばらく触ることがなかったので思い出せなかっただけ・・・。
全くトホホの顛末でした。

それにしても、よほどのこと新たにカメラを購入しようと考えて、いろいろリサーチしつつ、「まあ、待てよ・・・」と躊躇していたのです。
無駄な買い物をしなくて済んでやれやれです。

これでまた時々、ブログにも写真を入れられます。
ああ、こんなことも、やはり歳のせいなんでしょうか・・・?


異常に暖かい!

昨日も今日も、ずっと気温が高めです。
ストーブをつけなくてもいいくらいです。
ちょっと体を動かすと、もう汗ばんで来ます。

過ごしやすくていいと言えばいいのですが、シュトレンのためにはよろしくないのですね。
出来るだけ涼しく一定した温度の部屋に置いています。
とても気を使っています。

ばあちゃんたちの小豆から教わったこと

一昨年から、我が藤沢集落のばあちゃんたちに、小豆の作付けをお願いしています。

それまで、製あん所で特注加工してもらった小豆あんを使っていましたが、まあ悪くはないにしても今一つ・・・というところでした。

それが、ばあちゃんたちの小豆を煮て食べてみて、本当に心の底から驚きました。
小豆って、こんな美味しいものだったんだ!・・・という驚きでした。

国産の中では上等とされ、市中に広く出回っている北海道産の小豆が、どこかに霞んでしまうような、それほど小豆そのものの味わいに感激したのです。
当然、出来上がったあんこも素晴らしいものでした。
そしてこれも当然のことながら、あんぱんもグーンとグレードが上がりました。
それはすでに、皆さまご存知のとおりです。

今時、効率を考えれば、小豆を自分で煮てあんこを造り、それからやっとあんばんを造るようなパン屋はありません。
あんこを煮ている時間があるのならその暇に、出来合いのそれも出来るだけ安価なあんを使って、さっさとあんぱんを造って売ってしまえばいいだけのことなのです。
その方が、安く売れますし・・・。

そして製あん所の方では、出来るだけ安い原料小豆を求めて輸入品を使うのです。
国産小豆を指定すれば、それだけでコストアップですから。
当然、風味の良さが顧みられる余地はありません。

だからでしょうか、巷のあんぱんは全然おいしくないのです。
それが証拠に、孫たちの中の何人かは、あんぱんが嫌いだと言って食べません。
食工房のあんぱんは違うよ・・・とすすめても、見向きもしません。

小豆のあんは、全くおいしくないものと認識されているのですね。
でもそれは、本当においしい小豆を食べたことがないからに違いありません。

そこである時、ばあちゃんたちの小豆を煮たのをおかずに出したら、おいしいと言ってどんどん口に入れているではありませんか!
そうなんですね。
それだけ小豆がおいしかったのです。

で、今年もばあちゃんたちに小豆を作ってもらいましたが、その手間ひまのかかることに改めて驚きました。
北海道など大規模に小豆を作っている所は、一体どんなやり方をしているのだろう・・・、風味の良さが犠牲になることはないのだろうか・・・?そう思わずにはいられません。
否、当然犠牲になっているしょう。
ましてや輸入品ともなれば、どんなものなのか・・・。

しかし今この時代、藤沢のばあちゃんたちのような人々は、この世から少しずついなくなっているのです。
成り行きを見ていると、ちまちまと自家用に小豆を作る人は、やがていなくなるのだろうと思います。

そして、最高においしかった小豆は幻となり忘れられて、それほどでもなかったものが最高のものになるだけなのです。

かぼちゃ然り、ごぼう然り、にんじん然り!
細々でも畑をやっていると、そういうことの成り行きが良く分かります。

だから、それを五感で味わって知っている私は、子や孫たちにどうしても伝えておきたいと、一生懸命なのです。


モニタリング結果

板橋アキ子圃場の小豆の検査結果です。

藤沢のばあちゃんたちの小豆の4つ目の検査結果です。
今年の分は、これで全部です。
いずれも不検出でした。

雨の日にもかかわらず

昨日から今日にかけて、ずっと雨模様でした。
今日は、集落の中の道路沿いに植栽されている紫陽花の冬囲いと道路清掃のボランティア作業があり、シュトレン製造で手が離せない私に代わって連れ合いが合羽を着て出て行きました。

その後もずっと雨が降ったり止んだりで、すっきりしないお天気でしたがそれにもかかわらず、次々とご来店のお客さまが見えました。
正直、こんなお天気では・・・と半ばあきらめていただけに、うれしい驚きの一日でした。

ご来店くださいました皆さまに、改めてこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

で、新発売間もない大麦パンがこのところ大好評です。
昨日焼いてその日に売り切れ、今日の分がなくなり、大変申し訳ありませんでした。

シュトレンシーズンでなければ、臨時にパン焼きを入れるところですが、今日はそうも行きませんでした。
来週は、もっと数多く仕込みますので、よろしくお願いいたします。

その大麦パンですが、大麦の普及に努めている試験場の先生から、精麦度を下げてより玄麦に近い麦を粒のままでいただきました。
これを粗挽きに自家製粉して、パンに使って見てもらいたいとのご提案です。
何とも素晴らしいお計らいに、こちらもますますやる気です。

来週の大麦パンは、この粉で焼くことになります。
麦芽の香りや甘みが、今まで以上に出ることを期待しています。


食工房オリジナルカレンダーをさしあげます。

ただ今、食工房のオリジナルカレンダーをさしあげています。
おかげさまで、大変ご好評いただいております。
どなたでも、無料でさしあげますので、どうぞご来店ください。

遠方の方は、ご所望いただければ、郵送いたします。
これまで食工房にご縁をいただいた方には、もれなくお送りするつもりですが、全員のご氏名ご住所を把握し切れていないので、まだ届いてない方もいらっしゃると思います。
このブログをご覧になって、うちには何故来ないの・・・?と思われる方がおられましたら、どうぞご遠慮なくお知らせください。

紙版・飯豊の空の下から・・・

今月の通信「紙版・飯豊の空の下から・・・」の編集が終わりました。
pdfファイルを公開していますので、いつものバナーをクリックしてご覧ください。
食工房のホームページからも、ご覧いただけます。

思い返してみると、カミさんと結婚して間もなくの頃二十代半ばから、ずっと今までミニコミ誌を発信し続けています。
かれこれ四十年近くになりますね。
こうして見ると、私たちの人生は「ミニコミ人生」ですね。

何が面白くてこんなことを続けているのか・・・、他のことをするより楽しいからなんでしょうね。
まあそれも、ご覧くださる方がいて、時々反応してくださるからこそなんですけどね。
この先まだまだ続きます。
どうぞよろしく。


スコーン、参議院議員会館へ行く!

福島県内と首都圏をまたにかけて、イベント出店に奔走している郡山のビックメイツさんが、食工房のスコーンを積極的に売り込んでくださっています。
先月初めて、東京の参議院議員会館というところに出店の際、食工房のスコーンを販売していただきました。
そして、今月またご注文が入りました。
先月の結果がそこそこ良かったということなのでしょうね。

それにしても参議院議員会館ですか・・・。
どんな方が買ってくださるのでしょう?
国会議員さんや官僚の方のお口にも入ることがあるのでしょうかね・・・?
大臣方にも召し上がっていただきたいですね。

来週月曜日から金曜日まで、販売するそうです。
ちなみに一般の我々が入るには、入館手続きを要するそうです。
気軽に買いに行く、というわけには行きませんね。

昨日以上(異常)

今日は、昨日にも増して暖かい一日。
車で出かけた折、窓を開けずにいられませんでした。
朝から雨は上がって、しだいに晴れて来ましたので、日中の気温が高くなったのでしょうね。
それにしても、ちょっと異常な感じがしますね。

そんな一日、畑の大根を収穫・・・なんてのが一番ピッタリ来る陽気でしたが、そうも行かず家の中でIIDE編集のデスクワーク。
しかし、そればかりでは体の具合も悪くなりますから、午後の一時は外に出て雪囲いの準備や落ち葉焚きをしました。

今夜は、これからまたデスクワークです。
時間がありませんので、このへんで・・・。

何だか異常に暖かい・・・

昨日も今日も、雨模様だったからとは言え、異常なほどに暖かかったのですね。
まあそうは言っても11月ですから、上着なしでは外はさすがに寒い・・・。

しかしシュトレンの仕上げ作業は、全く冷や冷やものでしたが、何とか無事に終わりました。
作業中、店の中はずっといい香りが漂っていました。
これから12月中旬まで、毎週一回ずつシュトレンを焼き続けます。
皆さまのご予約ご注文をお待ちしています。
どうぞよろしく。

それでまた話しを戻しますが、異常に暖かいというその証拠に、畑の隅にある水溜めにトノサマガエルがまだ泳いでいたという話しです。
とっくに冬眠したと思っていましたが・・・。
そうしたら、蝶々が飛んでいるではありませんか。
やっぱり変ですね。

そのおかげで、畑の大根や白菜がよく育っています。
まだまだ青々しています。
と言うことは、小さなイモ虫も動き回って、キャベツの葉を喰っているというわけです。

初雪はいつになるでしょうか・・・?
ちなみに昨年は、11月14日に初雪が降っています。

さてさて、今週も無事終了。
明日と明後日は、定休日です。
IIDE編集に雪囲い設置とやるべきことはいっぱい!

まあ、出来るところまで・・・。

初シュトレン

今日は、今シーズン初のシュトレン製造でした。
18個×3回戦で54個。
明日表面を粉砂糖で化粧して仕上げます。

それで今年は2005年以来11回目ののシュトレンシーズンというわけで、今日はまるで昨日(実は去年のことなのですが)の続きをやっているように、スムーズに作業が終わりました。

と、こうして備忘録をかねてご報告しておけば、後でいろいろと参考になるのですね。

公開はしていませんが、実は成形の様子もビデオ撮りしてあって、自分でも忘れたかも知れない細かい作業のコツを、確認しています。
他の人が見ても、多分「わーっ、早い!」と思うくらいで何も分からないと思いますが、私が見ると頭と手が同時に思い出すので、これを最初に見ておくと大いに役立ちます。

ま、それはおいて、今日は雨模様でしかも気温が高く、バターが固まるのに時間がかかりしかもしっかりと固くならなかったのですね。
それでも何とか形になりましたが、明日以降冷え込んでくれないと、見た目の仕上がりが今一つになってしまいます。
お味は悪くないのですけどね。

旧暦でまだ9月が終わっていないので、この気候も節に合っているということなのでしょうか。
あるいは温暖化の顕れでしょうか。
来週はもっと寒くなっていて欲しいと願います。

さてさて、IIDE編集が遅れています。
がんばらなくちゃ!

ではでは。

三々五々、ご来店感謝

今日は、お天気はパッとしない曇り空でした。
お出かけを誘われるような気持ちの良さではありませんでしたが、それでも三々五々ご来店のお客さまがお見えになりました。
本当にこんな山間の目立たない場所に、よくお出でくださったと感謝の気持ちに堪えません。
いつもながら、この場を借りて暑く御礼申し上げます。

明日の日曜日は、あいにくの雨模様となりそうですが、ご来店くださった方にはオリジナルカレンダーを進呈いたします。
また、ちょっとお時間のある方には、タイミングが合えばコーヒーなどご馳走出来ると思います。
文庫も、書棚がありませんが段ボール箱を並べて本を見ていただけるようになっております。
どうぞ、ごゆっくりと過ごしていらしてください。
作業場の方は、明日は今年初のシュトレン製造で、てんやわんやかも知れませんが。

皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。