月別アーカイブ: 2015年12月

年末のご挨拶

改め、改めまして今一度、この一年間のご愛顧に感謝を申し上げます。

いろいろなことがあり過ぎて、時間の流れが早すぎて、考えがまとまりません。
何事にも、関心はあります。
あり過ぎるくらい・・・。

そして考えてます。考え過ぎるくらい・・・。

世界の行く末を案じています。
息子や娘や孫たちの未来を想って。

年をとっても、いつまでだって、役割はあると思っています。
だから、がんばります。

来る年も、どうぞどうぞ、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

最後にもう一度。

「ありがとうございました。」

一年のご愛顧に、改めて感謝を

本日をもって、今年の食工房の営業は終了いたしました。
明日から来年1月7日まで、年末年始休業に入ります。

皆さまには、この一年のご愛顧に対し、改めまして厚く御礼申し上げます。

明日、明後日と大掃除をして正月の準備をして、またやって来るという孫たちを迎えて・・・と思っておりましたが、何と!急遽今夜やって来ると連絡があり、大慌てで掃除をしたりストーブを出したり、いやはや大変です。

雪も少ないし、孫たちががっかりしはしないか・・・、でもこればっかりはお天気次第ですから、どんなことになるのか・・・、明日からまた別件で大忙しということに・・・。

それでは、皆さまも良いお年をお迎えくださいますように。

このあと、ブログの更新が途切れがちになると思います。

ではでは。

寒い一日、雪の中、ご来店感謝

カッピング

カレー用に用意したステンレス製のカップが、ちょうど役に立ちました。
挽き豆を入れて、熱湯を注いで準備完了です。


カッピング

カッピング用のスプーンがありませんので、カレー用のスプーンや計量スプーンなどを総動員しました。


カッピング

特にトラブルもなく、無事終了。

本日は、この冬初めて雪国らしい景色になりました。
日中も寒く雪が降り続く中、それでも三々五々ご来店を賜りました。
お運びくださいました皆さま方に対し、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

さて本日は、予告しましたとおり、アフリカのコーヒー豆のサンプル8銘柄の大試飲会をやりました。
最初、いつものようにドリップ抽出して普通に飲んでいただくつもりでしたが、何しろサーバーの数もカップの数も全然足りないし、時間をかけて順番に口に入れていたのでは、比較も出来難いですから、急遽やり方を変えて業界で行われているカッピング方式にしました。

皆さん初めての経験なので、戸惑いながら、しかし大変意欲的に挑戦してくださいました。
今回は特に記録は取らず、特に印象に残った銘柄を覚えておいてもらい、あとでそれらをドリップ抽出して全員で試飲しました。

共通して投票の多かった2銘柄+私の選んだ1銘柄の3銘柄でしたが、フィルターを通すだけでこれほど味が変わってしまう(欠点が消えて、おいしく飲みやすくなっている)という事実に、皆さん一様に驚かれたようです。
そしてそれれぞれに、お好みの豆が見えて来たようで、お帰りの際それぞれご自分の選んだ豆をお買い求めくださいました。

来年は、また違うサンプルを用意して、やりたいと思っています。
コーヒー好きの方、ぜひぜひご参加ください。


明日は、年内最後のパン焼きです。

明日は、年内最後の営業日です。
そして、臨時にパンを焼きます。
お正月もパンを切らしたくない方、どうぞご来店ください。
発送出荷も承りますので、ご注文はお早めに。

明後日から来年1月7まで、食工房は年末年始休業に入ります。

やっと雪が・・・

シュトレン

大きさが分かるように、ご来店くださったお客さまのお嬢ちゃんに一緒に写ってもらいました。


シュトレン

刃渡り33cmのスイカを切る包丁で切っています。

今日という今日は、とうとう降りました。
地面も白くなりました。

今まであまり寒くなかったので、今日の寒さはコールドショック的でしたが、「これが本来なんだから・・・」と気持ちを切り替えて、動き回っているうちに平気になりました。

今日もいろいろやりましたよ。
早朝から午前中はパン焼き、シュトレンの切り分けおふるまい、待っていたマラウイのコーヒー豆が届いたので午後から焙煎と、目まぐるしく動き回っていました。

おかげさまで、コーヒー豆がよく売れています。
パン屋なのですが、コーヒーもあってそのおかげでパンもお菓子も売れるという回りになっています。
やはりうちは、両方あって一人前みたいな商売になっていますね。

まあ、それはそれでいいのです。
好きでやっていることですから。

明日は、アフリカのコーヒー8銘柄の大試飲会です。
特大シュトレンの切り分けおふるまいも、まだまだあります。

皆さまのご来店をお待ちしております。

特大シュトレンの切り分けおふるまい

シュトレン

一昨年のお振舞の時の画像です。
×3サイズ 今年は、これを2個用意してます。

明日から3日間、×3サイズ・2.2kgの特大シュトレンを、ご来店いただきました方々の前で切り分けておふるまいいたします。
お持ち帰りいただけます。
2個用意してありますので、3日間最後まであると思います。
どうぞ、奮ってご来店ください。

もちろん、コーヒーサービスも継続中です。
明後日には、アフリカのコーヒー豆8銘柄の大試飲会もやります。
間に合えば、マラウイの4銘柄が入荷して、販売出来るかも知れません。

シュトレンとコーヒーは、最高の取り合わせですね。
寒い冬の日の、ご馳走です。

雪の予報が出ていますが、雪の日はポイント2倍になります。
ぜひぜひお出かけください。

ご来店をお待ちしております。

教会へ礼拝に

私のいる小さな町にも、小さな教会があります。

普段は、行くこともない教会ですが、今日はクリスマスイブの礼拝があるのでぜひお出でくださいと、食工房のお客さまの一人から声をかけられていましたので、私と連れ合いの二人で行って来ました。

小さな教会に集まったのは、せいぜい十人余り。
でも、オルガンの演奏に合わせて賛美歌が響き渡ると、何故だか分かりませんがジーンとして来る私でした。
誰ともなく、ちやんと裏のパートを歌って、きれいにハモるんですよね。

若い牧師先生の説教も、とても良かったし・・・。

私、明日からまた新たな決意と心構えで仕事しますよ。

マラウイ4銘柄・ルワンダ3銘柄+コンゴ

コーヒー豆

マラウイ 4銘柄 一つだけ少し深炒り加減にしてみました。


コーヒー豆

ルワンダ 3銘柄 + コンゴ 1銘柄

アフリカのコーヒーを合計8銘柄、サンプルを取り寄せました。
マラウイ4銘柄、ルワンダ3銘柄、それにコンゴ1銘柄です。

一昨日と昨日で焙煎し、早速テイスティングをしています。
と言うか、狙いは的中で、マラウイのコーヒーがなかなかいいので、速攻で発注しました。

ルワンダもコンゴも悪くありませんが、またの機会に。

で、マラウイのコーヒーは、環境配慮型有機栽培で生産されていて、オーガニック認証を取得中です。
私の経験から言わせてもらえば、やはりオーガニックであることは最重要な要素です。
コーヒー豆は、あくまでも一農産物に過ぎませんから、そしてそれは果実であり種子ですから、そういう視点で眺めると、生命としての健全性が最終的に秀逸な風味に還元されると思っています。
米であれ、豆であれ、その他野菜果物、何でもがそうであるように・・・。

あと一つマラウイのコーヒーで触れておかなくてはならないのは、主力の品種がゲイシャという品種であることです。
ゲイシャと言っても、日本語のゲイシャ(芸者)とは何の関係もありません。
たまたま現地でそういう名前だったというだけです。

しかしそのゲイシャのキャラクターはとても秀逸で、特にパナマ産のものは、超高値で取引されています。
その特長は、やわらかい酸味にあります。
苦みを包み込むような、暖かさを感じるような、そのおかげでとてもマイルドな味わいです。

そして、マラウイのゲイシャは、大変リーズナブルな価格です。
今回入荷分は、ゲイシャ100%ではなく他の品種も混ざっていますが、それでも十分ゲイシャのキャラクターが出ています。
そんなわけで、マラウイは定番に決まりです。

あとまだ続けてサンプルをオーダーしています。
いろいろ挑戦して行きますので、どうぞご期待ください。


アフリカのコーヒー、大試飲会

12月27日(日)午後

27日の日曜日、この日は特大シュトレンの切り分けおふるまいもあります。
併せて、今回取り寄せたサンプルの試飲をしていただけます。

量がないので、ある程度お集まりいただいた時点で、一回だけいれておしまいになると思います。
一度に8銘柄味見していただきますので、少しずつになります。
どうぞ、奮ってご参加ください。


《再録》週慣・コーヒー通信 2007年4月17日
「私とコーヒーの出会い」

今でこそコーヒーを商売のネタにしている私ですが、レギュラーコーヒーを自分で入れて飲むようになったのは、大人になって独り立ちしてからのことです。

昭和20年代後半生まれの私、しかも育ったのは四国の山奥の小さな村、喫茶店もなければ日常コーヒーを嗜む人などいるわけもなし、意外にも私とコーヒーの付き合いは、中学生の頃にインスタントコーヒーから始まりました。
かの有名なネスカフェは、その頃四国の山奥の小さな村に初めて出来たスーパーマーケットの店頭にもちゃんと並んでいました。

牛乳を沸かしてインスタントコーヒーと砂糖を溶かして飲むというのが、飲み物の中では一番気が利いているという感じでしたね。
「カフェ・オーレ」なんて言えば聞こえは良かったでしょうが、そんな呼び名は聞いたこともありませんでした。
今は「コーヒー牛乳」がレトロ感覚にマッチしてウケたりするのですから面白いですね。

その後、ジャズ喫茶に通うようになったりして、レギュラーコーヒーの香りと雰囲気にすっかり浸ってしまい、以来、豆から挽いてコーヒーを入れるという手順を踏んでみたくなったのでした。

手回し式のコーヒーミルとネルドリップフィルター、それにホーローのポット、実はこれが自分で稼いだ金で買った最初の所帯道具と言えるものでした。
そしてコーヒー豆は、コロンビア、モカ、ブラジルの三種類。

今思うと最初からコーヒー通を気取っていたようで、何とも愉快な思い出です。

コーヒー通信

今も、食工房のカフェスペースで活躍しています。

冬至・2015

冬至

炎と火の粉のダンスは、いつまで見ていても飽きることがありません。


冬至

炎に照らされた杉の木立が、人のように見えます。
と言うか、本当に人です。

2015年12月、今年もあとわずかのこの時節、今日は一年で一番日が短い日、冬至です。
かぼちゃを食べて、柚子風呂に入るのでしたね。

あと我が家では、火を焚いて冬至のお祝いをします。
明日からまた、お日様が戻って来るからです。

全てが再生に向かうこの日、自然界に在る者は、植物であれ動物であれ虫であれ、皆それが分かっているのだと思うのですね。
人間の私たちも、感性を研ぎ澄ましてそれを感じて見たいと思います。

私の命も、まだもう少し時間が与えられているようです。
大切にしたいと思います。

食工房のシュトレン

シュトレン

粉砂糖を振るのは、見た目だけのためではありません。


シュトレン

表面を、バターと砂糖で固めることによって、保存性を良くすることが出来ます。

食工房のシュトレンは、どうしてあんなに真っ白なの?とよく聴かれます。
確かに・・・、あちらこちらのシュトレンをいただく機会が何度かありましたが、食工房のように真っ白なのはありませんでした。

食工房のが真っ白なのは、それだけ沢山砂糖をかけてあるからです。
あともう一つは成形する時、ドライフルーツやナッツなど具材を入れる前に生地の一部を取り分け、外側に被せて成形していることです。

これは、恐ろしく手間がかかりますが、こうすればレーズンなどが表面に飛び出していることはありませんから、焼き上がりもきれいですし、焼け焦げたレーズン(苦いですね。)を取り除いたりすることもありません。
そして何より、後で砂糖で化粧した時、見た目がとても良くなります。

焼き上げた後4~5時間もかけて、すっかり冷たくなったシュトレンを、バターバスにどっぷりと浸けて、バターが固まらないうちにグラニュー糖をまぶします。
その状態で一晩置いてから、やっと粉糖をつけて仕上げます。

では何故それほどこってりとバターと砂糖で固めるのか?と言うと、保存性を良くするのが第一の目的です。
この保護層に守られて、中では時間と共に素晴らしい変化が起こっているのです。

まず、レーズンなどドライフルーツの水分が少しずつ生地の方に吸いだされて、全体がしっとりして来ます、
シュトレンスパイスの香りや酵母の香り、バニラオイルやラム酒の香り、また焼かれた時に表面の焦げた層に出来たカラメルの風味、ナッツの香ばしさなどが、少しずつ馴染んでバランスして行きます。

熟成したシュトレンの風味の深さの正体を、一口食べて言い当てることはまず不可能でしょう。
他のどんな焼き菓子とも違うおいしさがそこにあります。

さて、召し上がる時、砂糖はあまり取りたくない・・・という方もいらっしゃるかも知れません。
そんな時は、表面の砂糖を削り取って召し上がってください。
それでも、十分おいしいですよ。

取り除いた砂糖は、甘いのがお好きな方に譲って・・・。
あるいは紅茶に入れると、ほんのり甘くてよい香りのするお茶になります。

一度切り口が出来たあとは、そこから劣化が始まりますから、ラップをかけたりして防いでくださいね。
冷蔵庫で保存すれば、賞味期限を過ぎてもなおおいしく召し上がれます。
上手に保存して、最後の一切れまでおいしく召し上がってください。

無事終了

ラストシュトレン製造の焼き上げ工程が無事終了しました。
本年のシュトレンシーズンも、これでおしまいです。

明日、粉砂糖で化粧して仕上げます。
結局、通常サイズ合計333個+特大(×3サイズ)3個を造りました。

さすがに達成感と心地良い疲労感で、ちよっと一息入れたいところですが、これからまだ納品のための荷作りと仕分けがあります。
まあ、明後日以降は、少しペースを落として気持ちも落ち着いてくると思います。

ちなみに、残数は昨日から6.5個減って、14.5個になりました。

さて本日は、12月には珍しいくらいの暖かい晴天で、遠く郡山や新潟からお客さまがお出でになりました。
その他三々五々、お近くからもご来店のお客さまが見えました。
ご来店くださいました皆さま、本日はまことにありがとうございました。

おかげさまで、パンもよく売れましたが、コーヒー豆がほぼ完売です。
あとでどのようなレビューが返ってくるか、覚悟して待っておりますので、ご好評のみならず厳しいご意見なども、どうぞご遠慮なくお願いいたします。

食工房、明日は定休日前の最終営業日です。
パンは、焼き立てではありませんが、20%または50%引きにて販売いたします。
お買い得です。

ご来店をお待ちしております。