毎週水曜日は、パンとスコーンマフィンの下準備そしてコーヒー焙煎と、スケジュールが決まっています。
午前中のうちに生豆の選別作業を済ませ、午後から焙煎という段取りです。
並行して、酵母の段取りも進めます。
娘たちは、スコーンやマフィンの計量、バター切りなど、それからパンの粉の計量をします。
その間、酵母の面倒も見てくれています。
一方コーヒー焙煎は、何だかんだと言いつつ続いています。
昨年、本式のコーヒー焙煎機に変わってから大方一年、以前とは銘柄も違うし焙煎も変わりました。
きっと、以前のポン菓子焙煎機の方が良かったのに・・・、という方もいらっしゃると思いますが、後戻りすることはないと思っています。
今の方がいいと納得していますから。
それからあと一つ、最近の食工房テイストの新しい境地として紹介しておきたいのが、発酵過程を伴う精製法でロースト香に甘い香りが乗っている豆です。
例えば、モカ・イルガチェフェ・ナチュラル、東ティモール・レテフォホなどがそれに当たります。
近々入荷を予定しているインドのコーヒーもそうです。
酸味系でやわらかい苦み、スムースに喉を通るのが特長です。
あぁ、この嗜好、私の歳のせいかも知れません。
パンチが効いたのより、マイルドな方が良くなっちゃったということなのでしょうか・・・。
そこで思い出すのは、焙煎を始めた頃のことですが、深炒り一筋で酸味を嫌っていましたね。
もちろん、私も若かった!
でも、お客さまのオーダーがあれば、もちろん深炒りもやります。
酸味が切れて、パンチの効いた苦みがピリッと来るコーヒーも、それはそれで悪くないですからね。
食工房の自家焙煎コーヒーを、今後ともよろしくお願いいたします。