甘酸系とは、この際便宜上造語したものですから、ここだけで通用するものと思ってください。
甘い香りと酸味に特徴があるコーヒー豆、つまりエチオピア モカ・イルガチェフェG1ナチュラル、東ティモール レテフォホ10マリアーノ、インド トリシューラSC-01、これらのことを指します。
この甘酸系3種は、特徴を生かすにはミディアムローストが身上と思っていましたが、深炒りも決して悪くないどころか、なかなかいいということが分かりました。
先日、インドの豆が入荷した折、お客さまのリクエストにお応えしてやや深炒りのシティーローストをやってみたところ、ちょっと思いがけないほどいい感じだったので、今日は3種類すべてを深めに炒ってみました。
酸味が切れて香りが高く、かと言って風味の特徴も残っています。
フルーツのような甘い香りはなくなりますが、代わってローストナッツのような香りが出ています。
3種それぞれ微妙に違う個性で、また楽しみの幅が広がりました。
さて今後、複数の銘柄に複数のローストで対応するとなると、すべての銘柄のすべてのローストを常備することは到底不可能ですから、ご注文にお応えして用意するようにしたいと思います。
焙煎は、ほぼ週一回(場合によって追加することもあり)なので、ご来店される時は一週間程度前にご連絡ください。
発送の場合は、ご注文いただいてから一週間程度お時間をいただきます。
食工房の自家焙煎コーヒーをよろしくお願いいたします。