今日は、東京で雪が降ったとか。
雪国会津より先に、平地で雪が降ったのですね。
全く何が起こるか分からない、最近の自然界の動きです。
とは言え、ここ会津でも今日は曇り時々冷たい雨または霙、高い山の上は雪でした。
もう間もなく、あたりは雪に覆われて白銀の世界に変わるでしょう。
除雪車も、待機場所にやって来ました。
一方食工房では、暖かい室内にパンの焼けるにおいが立ち込めました。
酵母の調子もパン生地の状態も、今日はほどんど最高でした。
このところ留意していることは、酵母の発酵の熟度をなお一層厳密に管理すること、あと一つパン生地の硬さ加減(やわらかさと言ってもよい)に細心の注意を払うことです。
パン生地の硬さに影響するのは、まず水分量です。
酵母の発酵を活発に維持するために、水分はある程度多い方がいいのです。
風味も食感も良くなります。
しかし、やわらかい生地は、技術的な水準が高くなければ扱えません。
今までこのくらいが限界と思っていたところから、まず一歩でも二歩でも超えてみようと、全員で挑戦しています。
まあ自分で言うのも何ですが、長年やっているうちにある程度下地が出来ていたようで、ここ半月くらいの間にどんどん生地がやわらかくなっています。
国産小麦、天然酵母のパンは、硬くてどっしりと重い・・・、このイメージを返上出来る時が来るかも知れません。
それでいて麦芽と酵母の風味が最高のパンを目指します。
どなたが召し上がっても、おいしいと言っていただけるパンが出来るまでがんばります。