日別アーカイブ: 2016年11月27日

藤沢のばあちゃんたちの小豆入荷

ばあちゃんたちの小豆

板橋第一圃場2016年産


ばあちゃんたちの小豆

五十嵐圃場2016年産


ばあちゃんたちの小豆

板橋第一圃場、2016年産小豆の検査結果
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ばあちゃんたちの小豆

五十嵐圃場、2016年産小豆の検査結果


大好評のうちに完売品切れとなっていました、地元藤沢集落のばあちゃんたちの小豆が入荷しました。
それで、皆さまに詳しくご報告申し上げなくてはならないのですが、今年は小豆の出来が大変悪く、収量も半分以下となっています。

まずこの夏、開花時期を挟んでしばらくの期間少雨高温の日が続きました。
この影響で、受粉から結実、充実の重要な時期に、いわゆる焼けと呼ばれる障害が出ました。

そしてその次は、収穫期前からの長雨と低温です。
せっかくどうにか実った小豆も、登熟乾燥期に雨に濡れることが多かったため、多くが黒変して廃棄せざるを得ませんでした。
結局、どうにか使えそうなものを選別して、昨年の半分以下の収穫となりました。

しかし、品質は良くありません。
小粒で皮が厚く、全体に色合いが黒ずんでいます。
その分アクが強く、煮えるのも遅いというわけです。

さあ、どうしましょう・・・!

こんな時、良い小豆を手に入れることだけを優先するなら、他所から仕入れればいいだけのことです。
しかしここでちょっと、おばあちゃんたちのことを考えてみてください。

半年近く手間暇かけたのに、たまたまお天気の具合で不作になりました。
収量は半分以下で、品質も劣ります。
普通なら、買い叩かれるか捨てるしかありません。

私は考えました。
一昨年、昨年と、全く素晴らしい小豆を提供してもらって、小豆のおいしさを堪能させてもらって、今年はちょっとダメだったけど、来年またがんばってもらうためには、今年の痛みはある程度でも引き受けなくてはならないと。

そこでやっぱり、昨年と同じ単価で引き取ることにしました。
おばあちゃんたちは、気の毒がって金は要らないと固辞しましたが、無理にも受け取っていただきました。

そのようなわけで、この小豆を昨年と同様に皆さまにも買っていただければありがたいと思っています。
もちろん、無理強いするものではありません。
よろしかったらということで。

食工房では、来年この小豆で漉乃あん丸をつくります。
あく抜きに時間をかければ、そこそこ使えると思っていますので。

藤沢のばあちゃんたちの小豆 250g1袋 350円にて発売