今日も、暖かい一日でした。
お天気は下り坂との予報でしたが、日中は雨が降ることもありませんでした。
今日は、食工房の製造仕事を早めに切り上げて、畑に出ました。
久しぶりに鍬を振るって畑を耕しました。
おかげで、夜の今頃になって、腕や肩がちょっと痛みます。
いきなり過負荷にならないように、ずい分控えめにやったつもりでしたが、やはり体が鈍っていたということなのですね。
今日は、生育中のライ麦の畝間を中耕しました。
これは、筋状に麦が生えている合間を鍬で耕して、雑草の根を浮かせて抑制するのと同時に麦の根を適度に傷めることにより刺激を与えて活性化するのが目的です。
必要な時は、追肥も施します。
今シーズンのライ麦は、昨年とは変えて筋蒔きにしています。
これも、この中耕をするための計らいです。
生育はとても順調で、極薄蒔きしたはずなのに、ご覧のように分けつしてものすごく旺盛です。
娘の談によれば、種まきの前に種子の選別を徹底的に厳しくやったことが、好結果に結びついているとのことです。
確かに、昨年までとは全然様子が違います。
生育も揃っているし、弱弱しい株が全くありません。
さて一方で娘は、スペルト小麦の種まきをしていました。
そもそも種子用のものではなく、発芽するかどうかさえ分からなかったのですが、発芽実験をして芽が出ることを確認していましたので、先ずは春蒔きを試しているわけです。
麦は、秋蒔き越冬栽培のものと春蒔きのものがありますが、このスペルト小麦がどちらに適応しているのか不明なので、両方やって見ようということになっています。
したがって、今年の秋にはまた残りの種を蒔きます。
畑には、まだこの他に、南部小麦、デュラム小麦、品種不明の小麦が数種類育っています。
全滅したと思われたライ麦の品種改良実験種も、少しですが生き残ったものがあり、様子を見ています。
そしてひとつ残念だったのが、国産初のデュラム小麦「瀬戸デュール」でした。
耐雪性を調べるのが目的でしたが、降雪前に育ち過ぎたことも原因してか、根腐れを起こして跡形もなく枯死してしまいました。
さらなる挑戦を続けたいと思っています。
そのようなわけで今、畑はさながら麦の実験圃場の様相を呈しています。
尤もこの後、じゃがいもやかぼちゃ、キュウリやトマトも植えるのですが・・・。
おかげで、畑が狭くなって来ました。