店の前の畑に、一面にそばの花が咲いています。
そばの花の咲く風景を愛でる人は、案外沢山いらっしゃるようですね。
この季節になると、いろいろなところで画像が見られます。
パン屋としては、これが6月の頃の麦秋だったらいいのだけれど・・・と思うこともありますが、初秋のソバの花の風景もまた悪くありません。
今日はお天気も良かったし、午前中、風の穏やかな瞬間もありましたので、カメラを持ち出してシャッターを切っていました。
そばの花をどう撮るかって、結構難しいですね。
どのように撮っても、それなりに絵になりますが、何か新たな感動が見つからないかと、思案するのがまた楽しみなのですね。
今日は、あの小さなソバの花を思い切りズームアップして撮って見たところ、思いがけない発見がありました。
そばの花の造りがとても凝っていて、おもしろいと思いました。
雄しべも雌しべも花弁も、皆半透明に透けていて、しかも光を反射して光るんですね。
花芯の部分には、蜜が染み出しているのでしょうか、濡れたように光って見えます。
そして白い花びらのまわりが、ハレーションを起こしているように見えます。
光って見えるように、小細工などしていないのですよ。
いやー、いいものを見せてもらったと、うれしい一時でした。
この後一週間か10日間くらいは、見ごろが続くと思います。