ラードを使うことの難しさ

一年前の今頃、ラードを入れたパンを焼いて、良い結果が出たことをご報告しています。<参照>
近くの農家さんが飼育している豚をお肉にする時に出たラードでした。
単に脂肪分というだけでなくうま味成分が濃厚なラードをパン生地に練り込めば、特に食事パンとして良いものが出来ると確信していました。

それは良かったのですが、そのラードは食肉業者で精製したものではなく、農家さんが自分で背油から精製したものだったことが、後になって分かりました。
自家用なら問題ありませんが、販売用となるとこれでは法的にも引っ掛かります。
食肉加工は、保健所の許可を得るにしてもハードルが高い業種です。
わずかな量を加工してくれる業者はいないようですので、残念ながらこの件は暗礁に乗り上げたまま進んでいません。

市販されているラードを使うのであれば、すぐにでも製品を造ることが出来るのですが、それではちょっと残念というかせっかくの機会を活かせないことになります。
それでも、ラードと言う素材には相変わらず関心がありますので、とりあえず市販されているラードの中から良い品質のものを選んで、改めてまた挑戦したいと思っています。

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