他所のパンを食べる

2ヶ月間の休業で、自家用のパンのストックも底を突きました。
そこで、後学のため他所のパンを買って食べることにして、あちらこちらから取り寄せています。

前々から気になっていたパン屋さん、ネット上で検索して探し当てたパン屋さんなど、いろいろ試しています。
選定のキーワードは、自家製酵母、全粒粉、ライ麦、スペルト小麦など。

他所のパンを食べると、食工房のパンのキャラクターが改めてよく分かるのですね。
まあ当然ではあります。

皆それぞれに個性的で、それぞれにお得意様をつかんでいるのだと思いますが、食工房も含めて、自家製酵母のパン屋は、酵母の発酵の維持管理に日々苦労しているということです。

皆さまにはお分かりにならないかも知れませんが、仕事で毎日自家製酵母に触っていると、他所のパン屋さんがどんな仕事をしているのか、どのあたりに苦心しているのかが、パンを食べただけで分かるのですね。

ご承知の通り、ただ今食工房は休業中ですが、酵母の維持管理だけは、この間もずっと休むことなく続けています。

パンを焼かないので、使わずに残った酵母は畑の堆肥の発酵剤になります。
これはこれで、素晴らしい有機循環です。

さてこれで営業再開したら、久しぶりに召し上がる食工房のパンを、皆さまにどのように感じていただけるか・・・、怖い様な楽しみな様な、しかしある意味自信を持って営業再開に臨みたいと思っています。

どうぞ今しばらくのご猶予をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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