毎年毎年、何度見てもその度に新たな感動を覚える発芽の瞬間です。
寒暖の差が大きい今頃の季節は、雨が降らなくても夜露がたっぷりと水分を補給してくれるのですね。
朝、日が差し始めたばかりの頃、水滴を湛えたライ麦の萌芽が、圃場一面に宝石のようにキラキラと光り輝いています。
全く素晴らしい。
どんな苦労も必ず報われると思わせてくれます。
今日は、午前中は建築作業に集中し、午後は中島第二圃場の二度目の耕転をしました。
近所の農家さんがもみ殻を大量に提供してくださったので、それを全面に散らしてすき込みました。
一度目の耕転で半ばほぐれた土壌が大分乾いていましたので、今日の二度目の耕転は土を細かく砕きました。
麦を播くためには、さらにもう一度、出来れば二度くらい耕転しなければなりません。
播き遅れを覚悟の上です。
ちなみに第三圃場は、水はけが悪いので、今年は種まきまでたどり着けません。
土壌改良の下ごしらえをして、あとは来年の作業となります。
しかし、確実に農業への足がかりを捉えたと実感出来るところまで来ました。
おいしいパンの種を播いているのだと、自らに言い聞かせつつ汗をかいています。