毎日毎日忙しくしていて、危ないと分かっていても大切な記憶を深く刻むことなく流してしまって、後になって困惑を極めるということがよくあるのですね。
そんな時、「歳は取りたくない・・・」と愚痴の一つも漏れ出ます。
今回は、旧工房で外したドアの丁番とラッチの受け金具を、小さい袋に入れてドアと一緒に持って来たまでは覚えがありましたが、その後度々視界の片隅をかすめた記憶があるのに、それがどこだったかさっぱり思い出せなくて困りました。
確かここだったはず・・・と探してもそこには見当たらず、そのうち自分の記憶にすっかり自信が無くなって、手当たり次第にあちこちひっくり返して探しても探しても見つからないまま3日が過ぎました。
さすがに、新しいものを用意するしかないかと思いましたが、これがホームセンターでは売っていないものなのですね。
建具屋さんに頼んで取り寄せてもらわなくてはなりません。
それが昨日のことでしたが、ちょっとしたひらめきがあって、明日は見つかる・・・と確信したのでした。
そして今朝になって、一人で作業現場のその場所に行って開けて見ましたが、そこにはありませんでした。
やっぱりだめか・・・と思いつつ、否そんなはずはないと何気なくすぐ近くの床の上に置き去りになっていた小さい空き箱を手に取りました。
そう言えばこれは気にしたことが無かったな・・・と開けて見ると、ありました!
そして現物を見ると、どうしてそれがそこにあったのか、経緯も思い出せるから不思議です。
神隠しに遭ったものが、再び戻って来たような感じがするここ数日でありました。