今回の新型コロナウイルス騒ぎで、不思議に感じていることが一つあります。
それは、このウイルスが脅威を及ぼしているのは、まさに人類だけに対してであって、自然界の他の生き物たちは何事もないのですね。
今、春が来て、白鳥たちが北に帰り、南からサシバがやって来て、鳥たちも獣たちも繁殖の季節を迎えています。
野や山には花が咲き、色味の無かった木々の枝先も赤や黄色や薄緑に色づいています。
彼らは、人間たちの異変に気付いているでしょうか。
仮に気づいていたとしても、そんなことにはお構いなしでしょう。
多分何の害も受けることはないし、否、むしろ好都合かも知れません。
理屈では分かっていても、何だかとても不思議です。
畑では、まさに不屈の象徴のように、たくましく麦が育っています。
この麦を、7月に予定通り収穫出来るかどうか・・・。
ウイルスの脅威を肌で感じるほどになって来た昨今、3ヶ月先の命だって分かりはしないのだから・・・。
こんな風に、人類だけに害が及んで、それでもし人類が滅亡するのなら、悪くないストーリーかも知れないな・・・と思います。
だって、例えば核戦争などのように、多くの生き物たちの命を巻き添えにすることはありませんから。