日別アーカイブ: 2020年5月10日

新型コロナを数字で考えてみた

今や私たちの頭の中から消すことの出来なくなってしまった新型コロナウイルス感染症ですが、現在の状況と今後の状況を、素人考えながら数字で考えてみました。

今日の発表によると、わが日本国内では、確認されている累計感染者数が15,842人でした。
この数字意外に感染者がいないとは考えにくいのですが、かと言って潜在的な感染者がどのくらい居るかは推測の域を出ません。

一説に5倍と言われ、あるいは10倍ともいわれ、いやいやその程度では済まない、数十倍にも上るかも知れないと、妄想は膨らむ一方です。

しかし実際のところ、国民全員を検査して見なければ正確な数は分かりませんし、またそんなことが出来るわけもありません。
そういうこともあり、一つの指標として確認された感染者数は参考になると思います。

仮にこの数が実態に近いのだとしてみましょう。
この15,842人という数がどんな数字なのか計算してみると、日本の人口が現在126,167,000人ですから、感染者の割合は0.0125%になります。
日本の人口のうち、感染した人が1万5千人余り、差し引き1億2615万人余りの人は未だ感染していないことになります。

これほど大きな騒ぎになっていても、実は感染者は国民全体の中のごく一部、微々たる数でしかないのですね。
これをウイルスの側から見れば、まだまだ手付かずの処女地同然の状態だということになります。

今回の新型コロナウイルスは、感染力は相当に強いもののように思えますから、感染の火種を完全に消せない限り、感染防護の緩みがあればいつでも再増加に転じる恐れがあります。

真相が判明するまでには、まだまだ時間を要すると思います。
長丁場になるという理由は、そうした状況からも見えています。

この先、取られていた行動の自粛要請が少しずつ解除されて行くにつれ、感染防護になお一層念を入れる必要があるだろうと思っています。