自家培養酵母の常として、季節による発酵状態の変化はつきものです。
それを、年中一定の状態に保っていくのが求められる技術なのですが、これがとても難しい・・・。
過去には、突然パンが焼けなくなるトラブルも経験しており、数ヶ月以上も難渋したこともありました。
その後何度か不調の波に見舞われて、その度に何とか回復して今に至っていますが、ここ数ヶ月の間に決定的な要因を掴むことが出来て、以来発酵状態はずっと安定して良好です。
発酵の未熟、過熟の見極めが正確になったことが、一番大きいのかなと思っています。
そのためにも、嗅覚を鈍らせないように気を付けています。
前にも申し上げたと思いますが、私の場合睡眠不足が決定的に嗅覚をマヒさせるようですので、この頃はかなり貪欲に眠るようにしています。
そんな効果も手伝ってか、本日のパンも良い出来でした。
これから先夏に向かって気温も上昇する季節、発酵のコントロールが引き続きうまく行くように、手を尽くしたいと思っています。