このところのお天気模様に気を揉んでいます。
雨が降るのも晴れるのも、それは自然の営みですから是非はありません。
私にとって悩みの種は、麦を刈るタイミングが難しいことです。
麦刈りは、最低でも晴天の下でやるべき作業です。
二三日晴天が続いた後なら、ベストコンディションです。
ただしお天気だけでは決まりません。
肝心の麦の方が刈り取り適期になっていなければ、手は出せません。
逆に、刈り取り適期になっているのに雨が続いて刈り取り作業が出来ないのが一番困ります。
刈り取り適期を過ぎると、発芽の準備が始まってしまうからです。
当然のことながら穀物は、植物の種子ですからね。
それからもう一つ、こうして実が熟して来ると、小鳥やネズミなどの食害が発生するのですね。
小さな野ネズミは、穂先目がけて上って行きます。
途中で体重によって茎が折れると、地面まで引き倒して実を食べてしまいます。
小鳥もいろいろですが、似たようなことをやります。
中には、ホバリングしながら器用に実をむしり取って行く者もいます。
結局、彼らとのせめぎ合いで、被害が大きくなる前に刈るという判断も入ってくるわけです。
そんな複雑な事情もあり、今日は手始めに、デュラム小麦の刈り取りと脱穀作業までをやりました。
実は、刈り取りだけにして稲架にかけ、自然乾燥と追熟を計らいたかったのですが、明日以降のお天気がしばらく雨続きとの予報ですから、その間ずっと濡れっぱなしになります。
それではせっかくの計らいが仇になるかも知れません。
悩んだ末、脱穀まで終わらせました。
そして今この時間(午後8時)、外は雨が降り出したようです。
ま、良い判断だったのではないでしょうか。
あとまだ、ライ麦、スペルト小麦が控えています。
こちらは面積が広くて作業量が全然違いますから、尚のことお天気が気になります。
これからしばらくの間、空模様を気にしながら過ごすことになります。