新型コロナウイルスの厄介な性質

今回の新型コロナウイルス感染症、病原である新型コロナウイルスは、発見から少なくとも半年、実際には一年近く前にすでに出現していたのではないかとする説もあります。
それはまあ今後の研究で明らかになるのかも知れませんが、これまでに分かって来たこの新型感染症の厄介なな性質に、思わずため息が漏れる私です。

感染者の大半が重症化することなく経過し、無症状のまま過ぎてしまう人もいることが分かっている一方、重症化した人のその後は、とても同じ病気とは思えない重篤な症状を呈するのですね。
このウイルスは、ほとんど最初は気道から侵入して肺で増殖するのですが、肺炎に止まることなく全身のありとあらゆる臓器そして脳にも、重大な損傷を与えることがあるのが分かっています。
しかも重篤な後遺症が残ることも少なくないそうです。

そして、一度感染して得られた免疫がどの程度持続するのかについても少しずつ研究が進んでいますが、それによると、免疫の持続期間はあまり長くない可能性があります。
一年経ったら振り出しに戻るみたいな感じで、継続的に感染防護をしていかなくてはならない病気のようです。

重症化すればこれほどに深刻な感染症と、今後ずっと長い付き合いをして行かなくてはならないとすると、人間社会も否応なく変わって行かざるを得ない局面です。

ここに来て、私は、何とまた凄い時代に居合わせたものだと、天を見上げています。

何をどうすればいいのか、これから少しずつ見えて来ることでしょう。
この地上世界に現れる沢山のサインを、一つたりとも見落とさないようにしていたいと思います。

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