本日、「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」の新しい号(7月)の編集を終え、pdfファイルを公開いたしました。
多くの方にご覧いただきたく、ご案内申し上げます。
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さて本日は、昨日とは打って変わって雨の一日でした。
ここ一ヶ月近くの間、ほとんど晴れの日は無く雨ばかりというのは、統計上もすでに結果が出ていて、ここ一ヶ月の間の日照時間は平年の30%ほどに止まり、逆に雨量は150~200%にもなっているとのこと、農作物にも深刻な影響が出始めています。
否それにしても、よくぞ麦刈りを終えることが出来たものだと、またまた改めてこの間の際どい判断を振り返る私です。
ところで、この雨続きの空の下、猿たちが続けて出没しています。
もういつでも畑のあるところの至近距離に隠れていて、人の気配が去るとすぐに侵入して来ます。
今日も雨の中、追い払い作業をしていました。
もはや猿たちは数が増えて、群れも複数になったのではないかと思われます。
とても広範囲に、同時に出没していますから。
で、そこで影響を受けるのが、実は鳥たちです。
猿は、皆さまご存知の通りとても達者に木に上ります。
一方鳥たちは、木の上に巣をかけます。
猿たちは、卵やヒナをとって食べてしまうこともありますし、そもそも木に上って枝を揺すったりしますから、鳥たちは安心して営巣活動が出来ません。
その影響でしょうか、人家の近くに小鳥たちが集まっています。
カラスくらいの大きな鳥にとっても、猿は大きな脅威です。
猿がいると、上空でカラスたちが大騒ぎしますから、注意していれば猿たちの動向が分かります。
植物にも少なからぬ影響があり、猿の好物でもあるヤマユリは、花はもちろん球根も掘り出して食べてしまうので、このあたりではすっかり見かけなくなりました。
こんな風に、特定の野生動物(猿、猪、鹿など)の動向で、生態系が破壊されて行くのを目の当たりにしています。
この際人間もまた自然界の一員として、こうしたことに十二分に関心を払い、ただただ人為を遠ざけることのみが自然保護ではないことを知り、適切に介入すべきと考えます。
そのためにも、自分たちの繁栄は他の自然界の仲間たちの繁栄と共にあるということを忘れず、果たせる役割があるということを知らなくてはなりません。
人類の知恵は、そこにこそ発揮されるべきだと思っています。
獣害対策マップ、ご覧いただければ幸いです。