月別アーカイブ: 2020年8月

今日は、汗をかかなかった

昨日あたりから曇り空から時折雨、今日も日差しは無く雨粒も落ちて来ました。
気温はずい分下がって、今日は外に出て何かしていても汗をかくほどになりませんでした。
いやー楽ですね。

そして今日は、集落の熊野神社の例大祭神事が執り行われ、会計役の私は、お供え物の用意をしたり、宮司さんに差し上げる御初穂や諸々会計の用を果たすために、食工房の仕事を休んで出席していました。

農村地帯の集落は、およそどこに行っても祭礼行事をとても大切にしていて、集落内のどなたも何らかの役目を帯びて居たり、いろいろな負担を引き受けたりします。
どなたもそうしたことに疑いを入れるということがありません。

都会の暮らしに慣れてしまった人には、こうした行事が非合理的に見えたり、お札をいただくのにお金を払うのなら自分は要らないと断ったりする例も聞き及んでいます。
しかし、この集落の方々は、どなたも神事を軽んじるような言動をすることはありません。

農業という仕事が、一面自然界との濃厚なつ付き合いによって成立するものであってみれば、これは何も不思議な事ではありません。
私も、ここに来た当初から、家の裏手にある屋敷稲荷に毎日のように参拝しましたし、熊野神社にも年に何度か手を合わせに行きました。

土と向かい合っていると、周りの者すべてが神さまだという気持ちになりますね。
もちろん熊も猿もイノシシもです。
彼らは、私たちに時に危害を及ぼしますが、そういう時にはそういう時の付き合いをするだけです。
彼らに神性を感じることと、時にこちらから危害を加えたり威嚇して圧力をかけることの間には、何も矛盾はないと思っています。

ただただ、自然はありがたい!ここの暮らしはありがたい!と、いつも思っています。

オンラインストア 再開

食工房オンラインストア とクリーマの営業を再開しました。

実はしばらく触っていなかったのですが、商品プロファイルに間違った記載をしている箇所を発見したり、運賃体系も運送業者からの新しい見積もりが反映されていなかったり、まことに申し訳ない不備だらけでした。

運賃に関しては、サイズにより値上げになるものや値下げになるものがあります。
また地域によっても、値上げになるものと値下げになるものがあります。

一応ちゃんと修正したつもりですが、見落としがあって再修正と言うこともあるかも知れません。
何しろこの暑さで頭もボーっとしているようです。
平にご容赦。

なおこの暑さで、パン食への食欲も今一つかも知れません。
また私たちの方でも猛暑の下でのパン焼きに体力を消耗します。
ま、多くを期待せずに皆さまからのご注文をお待ちいたします。
店頭販売は、まだ再開出来ないでいます。

猛暑の次は台風

ここ数日の暑さと言ったらありませんでした。
会津が全国でも一番の最高気温を記録したそうですから、それもうなずけます。
外にいても家の中(冷房はしていない)にいても。たらたらと汗が流れます。

今日は食工房でビスケット焼きの作業をしていましたから、オーブンの排熱で作業場は物凄い熱気でした。
一体何度になっていたことやら、正確に測っていませんから分かりませんが、40℃あっても不思議はない環境です。

一方、南の海上では台風の動きが気になります。
今度の台風9号は、福島への影響は微妙なコースですから、油断することなく注視していたいと思います。

麦の種まきを控えている9月は、台風の影響次第で臨機応変な対応を迫られることになりそうです。
と言うか、農業はいつだって臨機応変でやるものです。
いろいろ大変ですが、麦づくりだけは手放したくないと思っています。

新麦への切り替え

食工房

価格表

とうに収穫が終わっている今年産のライ麦とスペルト小麦ですが、端境期用に仕入れたものが残っていましたので、切り替えを見送っていました。

貴重な穀物を、まさか捨てるわけにも行きませんから、使い切るまでは・・・と待っていたのです。
おかげさまでもう残りはほとんどありません。
そこで来月から、新麦に切り替えることにいたしました。

つきましては、この前の通信で告知申し上げましたように、ライ麦とスペルト小麦を使用する商品の価格を若干ですが値上げ改定させていただきます。
食工房の麦畑の持続的発展のために、どうぞご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

ただ今、通販サイトの商品プロファイルの書き換えをしています。
品目数が多いので、少々時間がかかっています。
通販再開まで、もう少々お待ちください。

なお店舗営業は、まだ再開出来ません。
申し訳ありませんが、ご了承ください。

とにかく暑いので

今日も猛暑でしたね。
こちら東北会津でも35℃を超える猛暑となりました。

とにかく暑いので、何をやっていても息が切れます。
こうした暑さに耐える体力も若かった時のようには行かず、年齢を感じる瞬間もありますね。

それでも山間のこのあたりでは、日が落ちれば急に気温が下がって過ごしやすく、早朝はとても気持ちの良い時間です。
比べて日中の猛烈且つ暴力的なほどの暑さです。

どちらさまもくれぐれもお気をつけてお過ごしください。

明日から一部営業再開

ガラス張木製パンケースの製作をお願いしている建具屋さんのお仕事が込み合っている影響で、店舗の営業再開が遅れています。

ま、こればっかりは私の力ではどうにもなりませんので、店舗販売を除き、少しずつ業務を再開して行くことにしました。
先ずは、定期便をご利用の方への出荷です。

次に、販売をお願いしている取り引き業者さんへの納品、そして通販と、来週いっぱいを目途にすべて再開させたいと思っています。

店舗販売だけが遅れそうですが、予約注文制で店頭受け渡しの方法を考えてみます。
尤も、店舗営業再開も、そんなに遠くないはずです。

いずれにしても、ご迷惑をおかけすることになり、謹んでおわび申し上げます。
とりあえず、来る29日(土)に予定していた店舗営業再開は、延期とさせていただきます。

そろそろ休業も終わりにしないと

麦ラボ

炎天下で圃場の整備、さらに暑いうしろのハウスではきゅうりの収穫の真っ最中。
農家は皆、暑さとの闘いです。

実は、ガラスのショーケースが出来上がって来ていません。
カウンターテーブルとレジ台も一緒に取り付けてくださることになっているので、それが入ればあとは天井から透明フィルムのパーテーションを取り付けて完成となります。
まあ、そんなにしないうちに出来上がって来るでしょうから、私はパーテーションの準備に取り掛かっています。

営業再開と同時にいろいろなことが予定されていて、一気に忙しくなりそうです。
かぼちゃあんぱんの再開、ライ麦とスペルト小麦の切り替え、クッキー類など焼き菓子の在庫の充実などです。
通信を出せていないので、それもやらなくては・・・。

そして麦の種まきも控えています。
この休業期間中に、圃場の整備を進めていましたが、大体いいところまで終わっています。
あとは、種まき直前にもう一度耕うんする予定です。

営業再開まであと一息です。


宮古群本体と2匹のはぐれ猿

先月7月27日に侵入して来て農作物に被害を及ぼした猿の群れ(宮古群60頭)が、再び接近して来ました。
今日の夕方、辰ヶ原地区に現れました。
間髪入れずに追い払いを実施しましたが、まだ近くに潜伏しているようです。
そして、先月やって来た時に群れからはぐれて取り残された子猿2匹が、この中島地区の藪に潜んでいて時々出て来ては農作物をつまみ食いしています。
ただこの猿たちは自分でどうして良いか分からずに立ち往生している様子です。
今、川の向こうまで親たちがいる群れの本体がやって来たのですが、このままでは合流は難しいでしょうね。
明日の早朝、猿たちがどんな行動に出るのか、注視していましょう。


獣害対策マップ2

以前のマップがレイヤーの制限数に達して更新出来なくなりましたので、新しい地図を作成しました。


★喜多方市による、ニホンザルの群れの行動域調査と位置情報のページ


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.62 2020年7月号
をご覧いただけます。

IIDE


shokuko store

今年は、かぼちゃあんぱんが出来そうです

一昨年と昨年、かぼちゃ畑を猿の群れに荒らされて、かぼちゃの収穫が台無しになりました。
かぼちゃあんぱんも製造休止を余儀なくされ、その後続けてさつまいもも被害に遭ったため、柚子きんとん丸も造れませんでした。

さてそれで今年の成り行きですが、7月に一度猿の群れがやって来てかぼちゃを数個盗まれたのですが、その後猿除けネットを張り巡らし、喜多方市の電波探知による猿の行動調査情報も活用しつつ、毎日警戒を怠らないようにしていました。

おかげさまでその後は被害もなく、肥料が十二分に効いた圃場では3年分と言える数のかぼちゃが成っています。
すでに十数個が収穫済みです。
味も食感も上々、これでやっと3年ぶりにかぼちゃあんぱんの復活が果たせそうです。

差し詰め、かぼちゃあんぱんまで、あと一ヶ月?否もっと早いかも知れません。
どうぞご期待ください。

ちなみに、さつまいもも順調に育っています。
このところの晴天続きで、甘みが増していることと思います。
こちらもどうぞお楽しみに。

猛暑疲れ

猛暑が続いています。
日中の作業は、およそ何をするにも頻繁な休憩と水分補給が欠かせません。

屋外で農作業や庭仕事をする時、早朝や夕方なら暑さの点では楽ですが、一方、蚊、アブ、メジロ(アブの一種で小型)、ブヨなど刺す虫の攻撃が凄まじいのですね。

猛暑の日中は、これらの虫は活動が鈍るらしく、カンカン照りの日差しの下にはほとんどいません。
ですから、暑くても日中に作業した方が良い場合もあるのです。

もちろん、長ズボン、長袖、帽子、首筋にタオル、ゴム手袋、ゴム長靴そしてサングラス、肌は極力露出しないので、1時間もしないうちに衣服は上も下も汗で濡れ雑巾のようになります。

それでも、川沿いの木陰で風に吹かれながら休憩する時は、この世の極楽の気分です。
風さえ吹いていれば、虫も寄って来ないのです。
用意して置いた冷たい飲み物(経口補水液など)を飲んで水分補給も忘れません。

しかし猛暑は疲れますね。
今日は、朝から夕方まで、ほぼ一日外で体を動かしていましたので、夕暮れ時の5時以降涼しくなる頃には、いい時間なんだけどと思いつつ体が動きませんでした。

明日もいろいろ予定があるので、もうあとは何も考えないで寝ます。

会津で感染者

これまで新型コロナウイルスの感染者がいなかった会津地域で、一昨日初めて感染者が出て以来今日まで連続で一人ずつ、計3人の感染が確認されました。

ま、これが広がりを見せるかどうかが問題で、狭い範囲で感染経路が把握されるようなら、特段の心配には及びません。
今後の経過を見守りたいと思います。

しかし、こうして近い場所で感染者が出ると、否応なく緊張感が高まります。
食工房は、山間の小集落の中にありますから、周りは日頃人の出入りもほとんどない農家ばかりです。

この静かな山里で、不特定多数の人が訪ねて来るのはわが家だけですから、もし感染者が出たら、あるいは濃厚接触者が立ち寄ったかも知れないということにでもなれば、この場所で商売が出来なくなるだけでは済まないだろうと思っています。

でも、商売をしている以上、出来るだけ沢山のお客さまに来て欲しいわけですし、そこで安全性をどうやって担保するかということなのですね。

今回、感染対策のために店舗改装を思い立ち、そして休業している間に会津で初の感染確認という事態になり、この方針は間違いではなかったと胸を撫で下ろしているところです。

営業再開まで、もうしばらくお時間を頂戴しなくてはなりません。
どうか悪しからず、ご理解くださいますように。