都会に暮らしていると、夜空に星が見えることはほとんどありません。
そして見えなければ見えないで、いつのまにか忘れてしまって気にも留めなくなるのですね。
ここ喜多方市山都町の山間では夜空に満天の星、それだって日頃は明るい家の中でテレビやパソコンの画面を見ていることの方が圧倒的に多く、「テレビなんか見てないで・・・」と、外で星空が呼んでいることも気にかからなかったりするのが、何だか悲しい・・・。
でも、時々ですが、強烈に星空のメッセージが心に響くことがあります。
昨日の夜でした。
日中からピカピカの快晴の空、そのまま暮れて満天の星空になりました。
寝る前のひと時、家の中の明かりを全部消して外に出ました。
幸い、街灯の明かりが建物に遮られて、視界の大半は真っ暗です。
目が慣れて来ると、星の数がどんどん増えて、砂浜の砂を見るように無数の星が空を埋め尽くしています。
そんな中、肉眼で確認出来る唯一の星雲アンドロメダ銀河が、東方中天に上って来ました。
本当に心が震える情景です。
このように一度眺めると、いつまでもその場を離れられなくなり虜になってしまうほどの魅力がある・・・、それもまた星空の不思議です。
彼の「銀河鉄道」のお話がどうやって生まれたのか・・・、それが分かるような気がします。
宮沢賢治が感じていたのと同じ感覚を、今自分も味わっているのだと確信出来るのですね。
熊も猿もきっと・・・、ですね。
今夜も、「お空眺め」しています。