月別アーカイブ: 2021年1月

明日から2月

新しい年が明けて早や1ヶ月、明日から2月です。

コロナ禍への対応、獣の害への対応、除雪作業、そしてもちろん日々の業務、およそぼんやりと時間を過ごすことはあり得ません。

いつもだと、たまに美術館などに出かける機会があったものですが、この一年間はそうした機会は一度もありませんでした。
もちろん、不要不急の外出を自粛しているせいではあるのですが。

しかし、どこに出かけなくても、まったく平穏に何の心配もせずに過ごす時間が無いというのは、知らず知らずのうちにストレスが溜まって、物事に対する意欲が失われますね。

それが分かっているので、一日の内に何度も何度も気を取り直して、心配ごとのために時間を無駄にしないよう、為すべきことに取り組むことにしています。

そうするためには沢山のエネルギーが必要ですし、良い結果を得て完遂出来ても結局疲れは出ますが、その時は横になって寝るのが一番だと、最近の私の行動パターンです。

紙版・飯豊の空の下から・・・ №64公開

昨年11月以来ご無沙汰しておりました「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」通関64号2021年2月号が出来上がり、web上にpdfファイルを公開いたしました。

多くの方にご覧いただければ、ありがたく幸いに存じます。
いつものように、記事の末尾に設置しておりますバナーをクリックしていただきますと、別タブにてpdfファイルが開きます。
ダウンロードして印刷することも出来ます。

なお、印刷したものも別途用意しております。
ご希望の方に、無料で差し上げています。
食工房店頭にて、また各お取引先の店頭にも置いていただいていますので、ご自由にお持ち帰りください。

その今回の号でお知らせしておりますが、2月から、と言ってももう明後日からですが、当面3月末日まで、通販ご利用の方対象にキャンペーンを実施いたします。

「コロナ対策応援キャンペーン」と銘打って、3,000円以上のお買い上げに対し、ご注文金額から10%割引になるクーポンを発行いたします。

クリーマ、食工房オンラインストア、それぞれ異なるクーポンコードが設定されておりますので、お間違えのないようご利用ください。

クリーマご利用の方は、クーポンコード MdmMdh をご使用ください。

食工房オンラインストアをご利用の方は、クーポンコード 7z2KFSnsCn をご使用ください。

どちらのクーポンも期間中使用回数に制限がありません。
何度でも繰り返し使えます。

皆さまのご利用をお待ちしております。

冬の嵐になるようです

今日も、冬にしては穏やかな空模様の一日でした。
夕方には、薄日も差していました。

しかし明日にかけては、雪で荒れ模様のお天気なるとの予報です。
今のところ全く静かですが、嵐の前の静けさというやつでしょうか。

ま、雪は、もう少し降ってくれてもいいのです。
麦のためにも、獣たちの動きをけん制するためにも。

今日は、そんなお天気の動きを察知されたのでしょうか、パンを買い求めにお出でくださる方が相次ぎました。
明日から数日、雪で荒れ模様のようですし。
おかげさまで、焼き立てのパンがどんどん捌けて、食工房にとってもお客さまにとっても幸運でした。

明日はスコーンを焼いています。
焼き立てをお求めいただくことも出来ます。

そして明後日またパンを焼きます。

お目当ての品物がある時は、お電話でご予約ください。
お取り置きも出来ますし、ご用意出来ない時もむだ足にならずに済みますので。
近隣のお客さまには、直接配達にてお届けすることも可能です。

いつでもご遠慮なく、ご連絡ください。

皆さまのご来店ご利用をお待ちしております。

明日も平常通り営業

ここ数日、寒さが緩んで春を感じさせる日が続いています。
尤も、週末はまた厳しい寒さに戻って雪も降るようですから、春はまだ遠いのかも知れません。

この前の熊はどこにいるのやら、その後の目撃情報もなく、何の進展もありません。
とりあえず差し迫った危険もありませんので、定休日明けの明日からも平常通り営業いたします。

一方、コロナの感染拡大に関しては、全く予断を許さない状況が続いています。
大都市と違って地方は、人口も少なく人の動きも限定的ですから、感染が侵入し難い側面はあったと思いますが、その分油断が生じやすいこともまた確かで、一旦侵入を許してしまうと脆い側面があることは否定出来ません。

今、福島県は、それを証明するような危機的状況となっており、食工房も警戒を怠るわけには行かないと、さらに気を引き締めているところです。

この際、先のことは全く分かりませんが、手を尽くしながらコツコツと営業を続けて行きたいと思っています。

IIDEの編集をしています。

久しぶりに「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」の編集に取りかかっています。

昨年の12月のうちに一旦取りかかっていたのでしたが、その後いろいろと忙しくしている間に、すっかり間延びしてしまいました。
しかし、その編集作業も終盤に入り、もうそんなにしないうちに公開出来ると思っています。

やり始めれば、何でも楽しく出来てしまう、私はいい性格なんです。
そのおかげで、忙し過ぎたり、収拾が付かなくなったりもしますが・・・。
ま、喜んでくださる方が何人かでもいてくださるなら、それでいいと納得しています。

そして、そんな作業をスムーズに進めるために、また連れ合いのイラストに狙った通りの印刷結果を出すために、PCの機能充実を図ったり設定をいじったりするのは、私には大きな楽しみです。

紙面から、そんな私の気持ちが、皆さまにも伝わればいいなと思いながら、キーボードを打ちマウスを動かしている私です。

やはり影響が・・・

昨日と今日、ご来店のお客さまは合わせてお三方のみでした。

コロナウィルスの感染拡大が止まらないことの影響が、根底にあるのだと思っています。
加えて一昨日の熊出没騒ぎのニュースが、昨日の朝刊に報道されたことの影響も大きかったと思っています。

私も、一昨日のブログ記事に、詳細にご報告しましたし。
ま、それはそれで仕方ないことです。
こんな重大な事件を、黙っているわけには行きませんから。

そして、こうして影響を被る場面もあるのですから、取り逃がしたなどという不手際は無しにしていただきたかった!
現場から20mも離れていないところに、一人暮らしのおばあちゃんもいると言うのに、どんなに心細いことかと案じています。

関係者の中に、殺処分に強硬に異を唱える方がいるらしいと、伝わって来ています。
また、動物愛護団体からの強硬な申し入れも、毎回のようにあると言います。

今、山間で人と獣たちの間に起こっていることへの理解が一向に進まないのを目の当たりにして、獣たちとの戦いよりもむしろ人との戦いの方がさらに困難だと、思案に暮れる私です。

自然との付き合い方、その感性を急速に失いつつある人類の行く末がどうなるのか、私には見えるような気がしています。

雪の上の足跡を見て分かること

今日は、暖かい一日でした。
空模様も、スッキリ晴れるわけではないにしても、雨も雪も降らず時折日も差すと言うお天気、すでに昨夜からそうでしたから、獣たちは動きやすかったと思います。

今日の日中、周辺のパトロールをしました。
雪の上に残っている足跡を確認するのが主な作業です。

古いものから今日たった今付けられたものまで、実にたくさんの足跡が見られます。
獣の種類も、猪、猿、カモシカ、タヌキ、キツネ、野ウサギなどなど、昨日の熊の足跡も確認しました。

猪の場合は、掘り跡も残っていて、それはもう凄まじいものです。
そして足跡や掘り跡だけでなく、食い散らかしや糞も散らばっています。(特に猿が酷い)

それらを見て、まず第一印象は、こんなに沢山いるんだ!ということです。
人口の少ない山間の小集落では、ネズミなどの小動物を除いてもなお、獣の数の方がはるかに多いのは間違いありません。

実は、昨日の夜、車に乗ってパトロールに出たのですが、至るところでタヌキを目撃しています。
本当に、いくらでもいるんだな・・・と言う感じです。

しかし、思い出す限り、以前はこれほどではありませんでした。
むしろ、見かけることは珍しいことでしたし、足跡もたまに見つかる程度でした。
ここ数年で、それが急増しています。

うーん・・・、何と言ったら良いのか、人間ももうちょっとがんばらないと、そのうち追い出されてしまいます。
彼らとの共存は、出来る場面もあればどうしたって相容れない場面もあって、一筋縄では括れません。

山の中で暮らすには、もはや軟な感性では堪えられません。
きっぱりと、闘う意思が必要だと思っている私です。

真冬の熊騒ぎ

あろうことか、真冬の今頃、熊出没の騒ぎです。

場所は、我が集落の中心、集会所のある小高い丘の上の柿の木でした。
最初に見つけたのは集落内の住人の男性で、散歩をしてたところ柿の木に上って柿を食べているところを目撃、すぐに役場に通報したため、獣害対策担当者を含む関係者2名、猟友会、地域の駐在所の巡査、喜多方市警察署の警察官など10名余が駆けつけて大騒ぎとなりました。

熊は、昨年親離れしたばかりの子熊と言うか若い熊で、足跡を見ることが出来ましたが、15cmくらいでしたから、それほど大きな個体ではなかったようです。(私は、姿は見ていません。)

その熊は、木の上で柿の実を食べながら下りてくる様子はなく、花火を鳴らして脅しても動じる様子もなかったようです。
大方4時間近くも経ってから、やっと木から下りて付近の藪の中に姿を消した切り行方不明となりました。
と言うか、付近に潜んでいることは間違いないようです。

その後、柿の木を伐採することになったと言うので、区長と私ともう一人役員をしている方も一緒に立ち合いに行きました。
そして、残っていた柿の実をすべて拾い集めてゴミ袋に回収しました。
否、それしか他に出来なかったのです。

住民には、「危険だから、家から出ないでください!」と広報車を出して注意喚起しているのですから、先ずは危険除去の意味からも、捕獲か駆除が先だと思うのですが、第一に民家の近くなので発砲禁止であること、そもそも熊を殺さないで済ませようとの考えも根強くあるようで、餌になる柿の木を取り除くという何とも消極的な方法になってしまうのですね。

昨年夏の頃からの熊の出没の度に、情報収集し足跡や痕跡を辿って来ましたが、親から離れた子熊がいるらしい事は、私たちには分かっていました。
そして、集会所のある丘の上のどこかに冬眠場所を構えるかも知れないと危惧してもいました。
実際今日の熊がどこから来たかは定かではありませんが、足跡の方向からしてその線は十分あり得ると思っています。

冬眠前に十分食溜めが出来なかったのでしょうね。
良い餌場は大きくて強い熊に占有されてしまい、若い熊は冬眠に堪える分だけあり付けなかったのだと思います。
つまり、熊の数が増え過ぎているのです。

そして今日のこの熊は、この春以降もこの集落の中か周辺から離れることはないでしょう。
畑や人家の周りに出没しては餌を漁るに違いありません。

否、そのように育ったと言うか、適応したのですね。
今日の顛末で分かることは、当の熊は、ちっとも人を恐れてなんかいないということです。

大きな音のする花火を何十発も鳴らされましたが、痛くも痒くもなかったはずで、もちろん命に危険を感ずることもなかったのですから、こちらとしては、今度から花火で追い払うことは出来なくなったことはもちろん、下手をすれば積極的に襲って来る可能性も承知しておかなくてはなりません。

こんな対応の仕方が良いわけはありません。
何かが間違っている、ボタンを掛け違えている、釈然としない思いの私です。
そして早くも、熊警戒の日々の始まりです。

寒さの中、ご来店感謝の一日

本日は、久しぶりの明るい晴天に恵まれました。

しかし冷え込みはとても厳しく、朝は何もかもが凍り付いていました。
次亜塩素酸水のスプレーボトルも凍って、液が出せなくなりました。
アルコールの方は、凍ることはないわけですが、思いっきり冷たかったですね。

日中も明るい日差しがあるのに、空気はピンと冷たく、日陰の氷はずっと融けることはありませんでした。

そんな寒さの中、三々五々、ご来店のお客さまがお見えになりました。
寒くはあっても、やはり明るい日差しに誘われる気分と言うのはあるもののようですね。
それでも、皆さまのご来店には、改めて心より感謝申し上げます。

今日はパンの出来もとても良かったので、まだしも皆さまのご足労に報いることは出来たかな・・・と思っています。

明日は、スコーン焼きの日です。
何だかんだ言っても、スコーンは食工房の一番人気商品なのです。

自店の販売分、通販出荷分の他、生協2店舗を含む喜多方市内、会津若松市内、会津坂下町の計8ヶ所の店舗さん納品分も用意しなくてはなりません。

毎週毎週、それだけ沢山の方に召し上がっていただいているわけですから、しっかり気合を入れて作業に臨みます。
スコーン焼きは、タイミングとスピードが何より大切、気力、体力ともに充実していないと出来ません。

さて、今夜も早めに休んで、明日に備えることといたします。

感染対策を徹底しています

麦ラボ

中島第2圃場と第3圃場 ( 2021.01.20 )
1メートル近い積雪の下になっています。

コロナ禍の終息はまだまだ遠い先の話、当面私たちに課せられているのは、感染対策をより徹底することです。

食工房も、不特定多数の方が出入りする店舗として、店が感染の中継地とならないよう、対策を徹底しています。
入り口での検温は実施していませんが、それ以外出来ることは全てやっていると思います。

検温を実施しないのは、マスクをすることや手指の消毒をすることの方がまず第一だと考えているからです。
発熱の自覚がある方は、そもそもご来店いただかないことを呼びかけています。

一方で、自分たちの感染対策も徹底しなくてはなりません。
何しろ、自分が感染してしまったらお話にも何にもなりませんから。
ちょっと神経質だと思われてもいいくらいの考えで臨んでいます。

しかし、変異種が市中に放たれてしまったかも知れないと言われる中、営業を続けながらどこまで防御出来るのか不安が無いのかと言われば、多少の不安はあるとお答えするしかありません。

状況次第で、休業の判断を迫られる場面もあるかも知れません。
決して楽観はしていません。

それでも、当面は最大限対策しながら、皆さまのご来店をお待ちすることといたします。

明日も、おいしいパンが沢山焼けますので、ご来店よろしくお願いいたします。