イノシシがうろついている

今、あたりは一面の雪野原、毎日のように獣の新たな足跡が確認出来ます。
冬が狩猟のシーズンだと言うことがよく分かります。

野ウサギ、キツネ、タヌキ、カモシカそしてイノシシ、観察し慣れて来ると、獣の種類や大きさはもちろん、どっちに向かってどのくらいの速さで歩いて行ったか、スムーズに苦労しないで歩いたかあるいは難儀をしたか、いろいろなことが分かります。

つい先日は、イノシシが刈り残した水田の稲穂を掘り起こして喰っているところを目撃しました。
その距離約60mほど、よほど腹が減っていたと見え、夢中で雪の中に頭を突っ込んでいるので、しばらくの間こちらの視線に気が付かない様子でした。

やがてこちらの姿に気がついて、慌てて逃げ戻ろうと動き始めたその姿を見て、それがとても大きな体格の猪だと言うことが分かりました。
否、一体何を喰ってあそこまで大きくなったのか・・・。
一頭だけで単独行動していることから雄の個体だろうと推測されます。

しかし、雪が消えて歩きやすくなったら、このあたりは好き放題に荒らされることは、もう間違いありません。
今から、どうやって防ぐかを考えなくてはなりません。

そして忘れちゃいけません!クマもいるのでした。
何の武器も持たずに、こんな強者たちと渡り合うなんて、とても出来ることじゃありません。
そしてまた、わなを仕掛けて捕獲などとそんな悠長な対応では、農作物への被害が防げないどころか、命も危ないということです。

でも、そんなことを理解してもらうことは難しいでしょうね。
動物愛護を語る人たちに、この場所でしばらく生活しながら、クマやイノシシに至近距離で向かい合って見てもらいたいものだと思う私です。

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