麦の穂が、花卉業界で注目されているそうです。
否、分かります!
だって美しいですから。
バラやカーネーションのような鮮やかな色彩に富んでいるわけではありませんが、何と言うか造形の美しさがあるのですね。
そして麦はとても種類が多く、見た目もそれぞれずい分異なります。
食工房・麦ラボでは現在、実用栽培、試験栽培を含めて10種類ほどの麦を栽培しています。
そんな中で、視覚的パフォーマンスの優れたいくつかの品種に注目しています。
その筆頭がこれです。
二条大麦の系列で、詳細な品種名は不明ですが、特別長いノゲを持ち実の部分に紫色のストライプが入るのが特徴です。
この縞模様は、登熟すると薄くなってほとんど消えてしまいます。
まだ青いうちに観賞用として収穫し、お花屋さんに並べれば、人の目を引くことは間違いありません。
一方、この麦の食味も気になるのですね。
と言うのは、とにかくネズミや小鳥が、集中的にこの麦を狙って食害するからです。
きっと甘みが強かったりするのでしょうね。
だとしたら、美味いビールが出来ますよ!
何とかしてこの麦を増やして、食味テストが出来るところまで辿り着きたいと思っています。
さて本日は、予定通り新しいドゥコンディショナーが入りました。
やっとこれで、安心して仕事に集中することが出来ます。
さすが新しい機械だけあって、温度管理も湿度管理もこれまでよりずっと正確に出来るようです。
それを活かして、今年はまたビールづくりを再開したいと思っています。
美味い酒造りは、そのままおいしいパンづくりに繋がっているのですから、ビールづくりは単なる趣味や遊びではなく、れっきとした仕事の一環です。
酒造りに腕を磨けば、パンがおいしくなると言うわけです。
いやいや、楽しみ!楽しみ!