麦藁及び残渣の焼き払い

麦の収穫後、圃場には麦わらと脱穀屑また雑草などが残されています、

トラクターですき込みという手もあるのですが、雑草など他の植物の種が残る可能性があること、害虫駆除の目的、病害のもとになる菌類の焼却、野ネズミを追い出すため、それらの理由により圃場全体を焼き払うことも効果的な手法となります。

昨年は、麦わらを細かく刻んですき込みましたが、虫の害と野ネズミの害が目立ちましたので、今年は焼き払いをするつもりでいました。

しかしながら広い圃場に火を放つのは、一つには危険を伴いますし、うまく燃え切らなければかえって手間がかかることになりますから、慎重にタイミングを見計らっていました。

収穫直後からしばらく雨が続きましたので、麦わらはすっかり湿気っており、まずは晴天が続いて乾くのを待っていました。
そして風のない穏やかな晴天を待って、昨日と今日の二日かけて中島第2圃場と中島第3圃場の焼き払いを実行しました。

それぞれ夕方から1時間程度できれいに燃え尽きました。
燃え盛っている時はさすがに緊張しましたが、想定通りに燃え広がり、適当なところで反対側から迎え火を放って圃場の中ほどで燃え尽きました。

このところ、焚火による山火事が多いですから、自分が悪い例を作ってしまっては今後火を使うことも出来なくなると、慎重な上にも慎重に風向きや火の回りを判断し、火を点ける箇所も良く選んで事に当たりました。
おかげさまで、何を案ずることも無く全くあっけなく終了しました。

ま、こんなことも、近くに人家も無い山間だからこそ可能なわけで、また、今日の炎は、獣たちには小さな山火事くらいの迫力があったはずですから、獣害対策上も上首尾だったのではないでしょうか。
焼け跡に最初にやって来るのは誰か?監視カメラも設置しています。

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