熊とイノシシと猿の微妙な関係

ここ数ヶ月、猿の出没がありません。
決していなくなってしまったわけではないことは分かっています。

たまに、遠くで追い払いの花火の音がすることもありますし、話も聞こえて来ます。
しかし当藤沢地区にはやって来ません。

かわりにイノシシが勢力を伸ばして来ました。
昨年は川の対岸までだったものが、今年は完全にこちら側まで活動範囲になっています。

イノシシの存在が猿を牽制しているのか・・・?と思っています。

そして、昨日熊の出没が確認されて、今度はイノシシが鳴りを潜めました。
今朝も、もうピッタリと、どこかに行ってしまったのでは・・・?と思うくらい静かです。
耕したばかりの畑にも足跡一つ付きません。(中島第2圃場)

一方、熊も、今朝までのところ動いた証拠を掴めません。
昨日、私たちが気づいて大騒ぎしたことに気づいたはずです。

何しろ、やわらかい土に一歩踏み込んだ途端、足跡が付くと気づいて引き返すくらい用心深いようですから。
しかし、きつい斜面に残した上り下りの跡を発見されたことを悟ったのでしょう。

で、この動きで分かる通り、熊が一頭いると、イノシシも猿も共に敬遠するようですね。
熊もイノシシも猿も、同じものを餌にしているし、さらにイノシシも猿も状況次第で熊の獲物になってしまうこともあり得ますから、嫌な相手であることは確かです。

しかし、イノシシや猿が沢山いるのと、熊が一頭いるのとどっちがいい?と言われてもねぇ・・・。

ちなみに、カモシカも姿を消しています。
ツキノワグマが、カモシカを積極的に襲って獲物にしていることは、すでに幾例か確認されています。

この周辺でも以前、後ろ足にけがをした個体を見かけたこともありますし、片目が潰れた個体も見ています。
獣たちの間で、戦国時代が訪れているのかも知れません。

コメントを残す