先日、クマ剥ぎの話をしましたね。<参照>
このあたりに、そこそこ大きな熊がいるってことは、もう間違いないと思っていました。
彼らの大大好物のトウモロコシが、中島第1圃場に80本以上も植えてあります。
どうしたって熊の奴らが見つけないわけはありません。
何もしなければ、全部彼らの獲物です。
そう思って、電気柵を回してあるのです。
圃場には、同じく好物のカボチャもあればサツマイモもあります。
狙っているのはイノシシも同じです。
でも、電気柵は強敵です。
どうしたって突破することは出来ません。
多分、一度や二度は挑戦して感電して、後ずさったはずです。
そして一昨日のこと、それまで気が付きませんでしたが、中島第2圃場(ライ麦)の中の中島第1圃場に近い側、電気柵からほど近い場所に、大きな熊の糞がありました。
ずっと晴天続きだったせいか、乾いて硬くなっていましたが、そんなに古いものではなく一週間以内くらいのものかと思われました。
こんなだだっ広い畑の真ん中にウンコして行くなんて、なんて奴だと思いながらそのままにしておきました。
しかし次の日、すぐ近くに真新しい糞を発見。
中身は、実が入り始めた柔らかい稲の籾でした。
上の娘が、一緒に周囲を見回りながら言うには、この糞は自分の目印として残したものだろう、もちろんその糞を見つけた相手に対するメッセージでもあると。
つまり、分かりやすく言うと、トウモロコシ食べたいです!見つけましたよ!また来ます!と言う。
そうしたら、今日もありました、新しい糞が。
今度のは、少し離れた位置でしたが、大きさなどから同じ個体のものと分かります。
熊は、この噛み付く紐(電線)を張り巡らしているのは人間(私)であることがとっくに分かっています。
だから、これは熊からの挑戦状なのてす。
心して事に当たらなければなりません。
畑の守りが固ければ、次は家に近づいて来るでしょう。
とりあえず今日やったことは、3ヶ所の糞はすべて完全に除去し、川の流れの中に捨てました。
つまり、メッセージは無かったことにしたわけです。
一方でこれは、トウモロコシはお前にはやらん!という私から熊へのメッセージです。
もちろんそこに人間の臭いが残ったでしょうから、この次またやって来れば、熊はそのことを理解すると思います。
今夜から明日以降の熊の行動に注意する必要があります。
いずれ、市の獣害対策担当に報告することになりますが、迅速な対応は期待できませんし、捕獲してもちゃんと殺処分するかどうかも分かりませんし、まずはどうやって自分の命を守るかを考えなくてはなりません。
用心はしています。
しかし、ただ怖気付いているのでは、熊に弱みを見せるだけでのことで、何一ついいことはありません。
今年も、これから寒い冬が来るまで、長い長い熊との戦いのシーズンです。