9月末頃の種まきに向けて、着実に圃場の整備を進めています。
工程としては、まず前作の残渣の後片付けです。
今年は、どの圃場も麦わらを焼き払いました。
理由は前にも申し上げましたが、混ざり込んで来た他品種及び雑草の淘汰、病虫害の駆逐、野ネズミ等の駆逐が目的です。
その次が施肥です。
元肥として、馬糞堆肥を投入します。
今回は、収穫まで追肥無しで行くつもりなので、ある程度の量を入れます。
効き目の穏やかな有機肥料のみ、化成肥料は使用しません。
また水のたまりやすい部分に、もみ殻燻炭または灰を投入します。
それから耕耘です。
施肥直後に1回、その後雑草の出具合を見て、1回または2回、そして播種直前に1回、繰り返し耕耘します。
今日までに、面積にして半分くらいを整備完了しましたが、気がついたことがあります。
それは、作付けを繰り返す毎に圃場の土質が良くなって来ていることです。
それがよく分かるのは、トラクターで耕耘している時です。
土が軽くて、エンジンにもロータリーにも余計な負担がかかっていないのが、エンジン音を聞いて分かります。
2年目よりは3年目、3年目よりは4年目と、格段に良くなっています。
努力は確実に報われていることが分かって、とてもうれしいです。
もちろんその結果は、作柄にこそ現れていて、年々収穫された麦の品質も向上しています。
パンや商売をしながら、体と時間を二重に使っての麦作りですが、まだまだ到底止める気なんかにはなりません。
百姓4年生進級を目指して、来年の作に向けて最終工程を頑張っています。