根元直径約40cmのクルミの木です。
画像では判別できませんが、爪痕も付いていました。
ここしばらく、熊の気配が遠のいていました。
否、いるはずであることは確かでしたが、とにかくその証拠をつかむことが出来ませんでした。
姿を見せないのはもちろん、足跡一つ残しませんし、藪を漕いだ跡もイノシシのものと見分けが付きませんし、糞は落とさないし、何一つ印を見つけられませんでした。
しかし、畑には大好物のトウモロコシも熟れて来ています。
もうそろそろ、ここらで何かサインが現れるはず・・・と思っていました。
今朝のこと、下の娘がジョギング中に、一本の木の皮が剝けているのを発見しました。
昨日までは気がつかなかったのに、何かあったに違いないと、私に報告して来ました。
そこで上の娘と一緒に改めて見に行ってみると、それは間違いなく「クマ剥ぎ」でした。
クマ剥ぎというのは、熊が時々見せる行動で、木の皮を剥いで表面に沁み出して来た樹液を舐めるのです。
私は、今回初めて見ましたが、クマ剥ぎは木にとってはえらい迷惑な行動で、程度によっては木が枯れてしまうことも珍しくないそうです。
やっぱりいるんだ!と改めてガツンと一発気合いを入れられてしまいました。
さあ、電柵を回してはあるものの、トウモロコシは無事に収穫出来るでしょうか。
かぼちゃは?さつまいもは?
これから秋の終わりまで、熊、イノシシ、猿、その他小物も相手に、田畑を守らなければなりません。
そしてそれは、自宅も含めた生活の場の安全を守ることにも通じています。
昨年の熊事件を思い出すたびに、暗澹とした気分にさせられる私たちです。