パン屋なので、主力の仕事ではありませんが、意外にじわじわと売れ続けているのが「カリーマサラ」です。
実は、今年の6月に2021年バージョンをブレンドして発売しています。
その時、麦の収穫で大忙しだった上にビールの仕込みまでやっていましたから、ちゃんとカリーマサラの紹介をしていませんでした。
そうは言っても、これまでもカリーマサラのことは何度もご紹介していて、2021バージョンが特別大きく変わったということもありません。
何しろ、今のブレンドレシピのベースになっているアイディアというか基本的な組み立ては、もう30年前くらいにはそれまで15年余りをかけて練りに練って作り上げたものですから、一定の評価も定着しているそのバランスを今さら変える気はありません。
ただ、何かプラスアルファを加えることが出来ないか?これはいつも考えているのですね。
で、今年は、柑橘系の香りをフューチャーして見ようと思ったわけです。
そこで、七味唐辛子の中にも使われているミカンの皮の粉末を入れることにしたのですね。
本当は、柚子の皮を使って見たいと思いましたが、簡単には手に入らないのですね。
この次、コロナ禍が終わって高知に帰省出来る時が来たら、馬路村に行ってかけあってみようかな・・・。
とは言え、ミカンの皮でも結構いい感じになりました。
今までのカリーマサラが、より爽やかさになったように感じます。
元々辛さはかなり強くしているのですが、その辛さを心地良く楽しめる爽やかさです。
夏の暑さとコロナ禍の憂鬱を拭き飛ばす!とキャッチコピーを打ちましたが、夏の暑さだけではありませんね。
一方で、冬の寒さも吹き飛ばしてくれる効果があります。
その点では、スパイスは両刀使いなんですよ!
まあ、効き目がある無しはそのくらいにして、とにかく食べるものをおいしくしてくれるというのがスパイスの一番の効用です。
今一つ挙げてと言われたら、おすすめしたいのがタンドリーチキンです。
本当は、専用のブレンドレシピがあるのですが、カリーマサラで代用できます。
食工房のカリーマサラなら、もうほとんどピッタリ来ますので、是非お試しください。
タンドリーチキンのつくり方
プレーンヨーグルト 1cup
おろしニンニク 大さじ1.2
おろしショウガ 大さじ1.0
酢 大さじ1.0
カリーマサラ 大さじ1.0
塩 適宜(少し塩辛いと感じるくらい濃く)
以上を混ぜ合わせたものが漬け込み汁になります。
骨付き鶏手羽元肉15本くらいを付けられます。
一晩漬けこんだ後、さっと取り出してアルミ箔を敷いた耐熱皿に入れ、オーブンで200℃・30分くらい焼きます。