月別アーカイブ: 2021年10月

選挙は祭り!?

選挙は祭り、最大の娯楽だと、そんなことが言う人がいるのですね。
テレビの盛り上がり様は、もうただ事ではありません。
尤も、私たちにとって、最大の関心事であることだけは確かです。

しかしそれにしても、投票締め切りが過ぎた途端、まだ開票も始まっていないうちに、大勢が発表されるのには驚かされます。

これは、すでに選挙期間中に綿密な調査による情勢分析が済んでいること、投票当日の出口調査が半端ない規模で行われ、迅速に分析が行われていることによるものらしいですね。
調査力、分析力、全くすごいものだと思います。

それによれば、これまでと概ね変わることなく自民党と公明党の連立政権が継続されるようです。
今度の選挙は、政権選択選挙だ!未来選択選挙だ!と騒がれましたが、その実、多くの方々は政権が変わるほど大きな変化を望んではいなかったということになります。

まま、明日の朝になれば、すべて結果は確定しています。
この国の先行きがどうなるのか、何かしらの見通しがもたらされることは間違いありません。

で、私は・・・ですか?
もちろん選挙には行きました。

いやいや、こんなところで誰に投票したの何党を指示したなど言いません。
私、政治には距離を置いています。
積極的に支持する人も、政党もありませんので。
どうぞ、勘違いのございませんように。

遠方よりご来店、感謝の一日

本日は、新潟からお二人、茨城からお一人、そしてさらに遠くイギリスからもご来店のお客さまが見えました。

緊急事態宣言が解除になり、行動制限もすべて緩和されましたので、にわかに人流が活発になったようですね。
実際、新規感染者もこれまでにないくらい減少しましたから、心理的に安心感が増して来たと言うこともあると思います。
商売をしている者としては、大変うれしくありがたい計らいになったと受け止めています。

もちろん、基本的な感染対策は継続しております。
もともと、何処から何方がいらしても大丈夫であることを想定して対策していますから、この状況なら全く不足はありません。

久しぶりにお顔を拝見する方あり、初めての方あり、本日はこの他にも三々五々ご来店のお客さまが相次ぎました。

件のサプライズの栗のパイが、焼き上がったのが午後になってからでしたので、用意が間に合わなかった方もあり、大変申し訳ございませんでした。

焼き上がった後にいらした方には、ほとんど例外なくご注目いただき、お買い上げいただきました。

まだ少々残してありますので、明日もお求めいただけます。
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

小豆入荷と栗のパイ

食工房

2021年産 藤沢のおばあちゃんたちの小豆 第一弾は、板橋やよいさんの作


食工房

250g1袋 350円にて販売

我が藤沢集落のおばあちゃんたちに声をかけて、小豆を作ってもらっています。
もうかれこれ7年にもなります。

その間に、作ってくれるおばあちゃんも一人二人と増えて、今では6人にもなりました。
それぞれ出してくださる量はまちまちですが、合わせれば結構な量になります。
あんパンだけでは使い切れないので、小豆のまま販売しています。

しかしこれがおいしいのです。
食工房のお客さまの中にも、この小豆のファンになった方が沢山いらして、毎年この季節には新小豆はまだか?と声がかかります。

昨日と今日、二人のおばあちゃんが小豆を出してくれました。
まだあと4人から入荷の予定です。

今年は天候のせいか、他にも原因があったか分かりませんが、虫の付きが少なく選別下も幾分少なく済んでいるようです。
第一、見た目がとてもきれいです。
もちろん、殺虫剤なんかかけていませんから、中には虫食いもあります。
一生懸命拾ってくださっていますが、たまには拾い切れていない時もあります。

それより何より、早く煮える、アクが少なくておいしい、この特長を多くの方に知って欲しいですね。
この小豆のおいしさは、食工房のあんパン「漉乃あん丸」でもうお分かりのことと思います。
ただ普通に小豆を煮てこしらえた餡が、あれほどおいしいのは小豆がいいから、それしかありません。

近々、袋詰めして発売しますので、どうぞよろしくお願いいたします。


栗パイ、サプライズ売り出し!

そして、明日のサプライズです。
栗を甘く煮てペーストにしたものをパイ生地で包んで焼いたお菓子「栗パイ」を、店頭販売します。

とにかく焼き立てがおいしいので、焼き立てを買っていただきます。
だから、明日焼いて、明日と明後日まで、二日間だけの販売です。

どうぞお見逃しなく!
ちよっと、これは特別です。

いや、くたびれました!

おかげさまで、おいしいパンが焼けました。
沢山焼いたので、さすがにくたびれました。

どんどん荷造りして出荷、お店に買いに来られた方も三々五々、それは良かったのですが、今日はまた久しぶりに猿の軍団がやって来ました。

いやー、本当に久しぶりです。
そうしたら、中の一匹が仕掛けてあったイノシシ用のくくり罠にかかっているではありませんか。

あぁ・・・そうか!囮に置いたさつまいもに手を出したなと、合点が行きました。
周りには、30とも50とも分からない数の猿どもが去り難くうろついていて、警戒の声や威嚇の声を上げています。

とりあえずもこの現状では、私にはどうすることも出来ませんので、役場に連絡して獣害対策担当の方に来てもらいました。

猟友会の方々も駆け付けましたので、私は途中にしていた仕事に戻りました。

その後、その猿は駆除したということで一件落着。
居残っていた猿どもも、その場を去って遠くに行ったようです。

後に、遠くの方で追い払いの煙火を打ち上げる音がしていました。
あぁ、猿、行ったナと。

久しぶりの大捕り物、こちらもいささかくたびれました。

明日は、沢山パンを焼きます

二日間の定休日休業を挟んで、明日はまた営業日です。
沢山パンを焼きます。

それもそのはずで、百姓4年生進級記念・収穫の恵みパンセットの発売と同時にパンのご注文が増えたからです。
パンセットは、盛りだくさんな内容でも2,000円と大変お得ですが、それにプラスお好みのパンと焼き菓子をプラスしてご注文くださる方が多いので、食工房はにわかに忙しくなっています。

しかし、これはありがたいことです。
皆さまに喜んでいただけるよう、一生懸命手を尽くしてパンを焼きます。

幸いにも、もう以前のようにたまに酵母の発酵が不調になるトラブルは、ほとんど起きなくなりました。
勉強の甲斐があったと思っています。

と言うわけで、明日もおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

焼き上がりは、早いものはお昼前頃までに焼けています。
全ての品目が揃うのは、午後2時を過ぎる頃になります。

よろしくお願いいたします。

明日と明後日は定休日です

毎度申し上げて恐縮ですが、食工房は、明日と明後日は定休日休業となっております。

この一週間も、何かと忙しく過ぎましたが、このところ手薄になっていたお菓子づくりに時間を割けるようになって来ました。
クッキー、ビスケット、ケーキなど、やはりお菓子があると商品棚は華やぎますね。
お客さま方も、楽しそうに見てくださいます。

これからは、出来るだけ品切れさせないよう、一生懸命時間を作って焼きますので、どうぞお楽しみになさってください。

感染者減の今こそ認識しておきたいこと

新型コロナの新規感染者数が、日を追って減少しています。
こんなに減って、本当なの?と思うくらいです。

その一番の理由は、やはりワクチンの接種が進んだことでしょうね。
世界の中でも接種率上位3位以内ですから。

で、それはまあいいのですが、この感染者減の今こそ、改めて確認しておきたいのですね。
ワクチンの効能がどこにあるのかということと、私たちが今後もしばらくの間留意しておかなくてはならないこと、この二つだと思います。

先ず一つ目は、ワクチンが効果を上げているとしても、必ずしも感染そのものを防げているかどうかは分からないということです。

感染しても発症しないか、あるいは発症しても重症化しないというのがワクチンの基本的な効能で、感染そのものを防ぐ効果は、本来期待されません。

尤も、この度のMRNAワクチンは大変な優れもので、感染そのものを防ぐ効果も一定期間一定程度期待出来るわけです。

であるにしても、ワクチン接種者が感染して、症状が出ないで済んでしまうことは少なからずあり得るわけで、それゆえに検査の機会にも縁がなくカウントされないことにもなります。

無症状や軽症で済むなら問題ないようにも思われますが、そうではありませんね。

一方でワクチン接種していない人が一定割合いるわけですから、その人たちにうつしてしまうリスクは、当然のことあり得ます。
そしてその人たちが感染すれば、重症化のリスクはずっと高いのですね。

ですから、これだけ新規感染者数が減ったと言っても、実はその中身は分かりません。
今しばらくの間は、やはり基本的な感染対策は継続すべきでしょう。
経済活動の再開を望むなら尚のことです。

いずれにしても、もうほとんどいいところまで抑え込むことが出来たと思います。
もうあと一息です。
がんばりましょう。

寒さに対応する

気温が下がって来ています。
パン種やパン生地の発酵の温度管理にも、多少の影響が出ます。

もちろん、最終的にはドゥコンに入れるので、そこから先は定温で管理できるのですが、先ず、材料の温度が低くなっています。
小麦粉、水、その他、そして機械器具、容器などの温度も影響します。
温めた水も、冷たい容器に入れればそれだけで水温が下がります。
ミキシングの時に使う大きなボウルも、かき混ぜるためのアタッチメントもそれぞれ温度を奪います。

つまり、出来上がったものの温度が目指す温度にならなければいけないので、その時のコンディションによって、一番変えやすい水温でコントロールすることになります。
真夏の頃には、たまに氷まで使って冷やすことに気を使っていましたが、今はやる事が逆になりました。

かと言って、真冬のように寒いわけではありませんから、すごく微妙です。
ちょうど室温に置いても良いくらいなのですが、室内と言っても床から天井まで、また窓際や出入口の近くなど、場所によって温度はずい分違いますから、やはり安定しているドゥコンに入れることになります。

今日のパン焼きでは、今までになく気温が下がって見当が狂い、初発の生地の温度が低くなってしまったので、発酵時間を延ばして調整するという配慮も必要でした。
でも、その読みがピッタリ的中して、パンの出来は上々。
ほっと胸を撫で下ろす一幕でした。

イノシシ、来た!

獣害対策

くくり罠設置個所(動画撮影箇所)
食工房からさほど離れていない、日常的生活エリアです。
中島と高野の圃場全てが視野に入っています。


獣害対策

動画撮影範囲を確認するための日中の画像

ここしばらくの間、イノシシの出没の痕跡が全く見つかりませんでした。
同様に、熊も猿もですが。

で、この前の出没の後、くくり罠を仕掛けてあるのですが、肝心の獲物はやって来なかったわけです。

一昨日、思いついて、さつまいもを掘った時に出たクズ芋を罠のまわりに置いてみました。
そして、少し離れた所にトレイルカメラをセットして監視出来るようにしました。

まず一日目は空振り。

二日目、昨夜から今朝までですが、昨夜遅く23時頃、やって来ました!イノシシが2頭。
多分、番いです。

早速、さつま芋のにおいを嗅ぎつけて近寄って来るのですが、くくり罠に気がついていて、とても慎重です。
しかし、イノシシにとってさつま芋はよほど魅力的らしく、食欲を抑え切れないようです。
トレイルカメラは、その葛藤が伝わって来るような映像を8本も記録していました。

うん、これならイケるかも知れません。
今日また、さつま芋を、置き方をちょっと工夫して配置しました。
何とかして罠を踏ませようというわけです。
早々うまく行くとは思っていませんが、2頭とも捕まえたいですね。

彼らをそのままにしておけば、来春には可愛いウリ坊を5、6頭連れて現れることは間違いないので、何としてもこれを防がなくてはなりません。

獣たちも、もちろん命がけで生きているには違いありませんが、私たちだって同じく命がけです。
だから、これは戦いです。

共生、共存は、出来る局面もあれば出来ない局面もあるのです。
出来ない時は、情け容赦は無用と心得ています。

寒い冬、燃料費高騰!

北半球の今度の冬は寒くなりそうだと言います。
南米チリ沖でラ・ニーニャと呼ばれる海洋現象が発生しているのがその理由だとか。
昨シーズンも同じ理由で、寒くて雪の多い冬でしたから、今度もほぼそうなることは間違いないのでしょう。

そこへ、このところの原油高騰です。
ガソリン、灯油が高値となっているのは、もう皆さますでにご存じの通り。
ガスも電気も、もうすでに続けて値上がりしています。

エネルギーの需給逼迫は、どうやら世界的な問題らしいですね。
中国のエネルギー買い占めも一つの原因だそうですが、他方、EU諸国が急激に再エネに舵を切るエネルギー政策に失敗して、かえって化石エネルギーに頼らざるを得ない状況に陥っていることもあるそうです。

アメリカも似たような状況の中、バイデンさんは国内の原油増産を認めず、OPECから輸入を増やそうとしている有様だとか。
わが日本は、エネルギー全般すべて輸入頼みですから、とても厳しい状況に晒されているのですね。

この傾向は、今度の冬が終わる来年春頃まで続くと予想されていますから、パン屋の経営も厳しいですが、その前に寒くても暖房を我慢して耐えなくてはならないかも知れません。

あぁ、薪ストーブが・・・。
しかし、今住んでいるこの家は、構造的に薪ストーブの設置は困難です。

それにしても、食べるものと燃料くらいは、手元足元で間に合って行くような生活でありたいと思います。
その点、食べるものはまだ少しは自給出来ているとしても、燃料に関しては全く何も間に合っていません。
これを機会に、真剣に模索して見ようと思います。