寒さに対応する

気温が下がって来ています。
パン種やパン生地の発酵の温度管理にも、多少の影響が出ます。

もちろん、最終的にはドゥコンに入れるので、そこから先は定温で管理できるのですが、先ず、材料の温度が低くなっています。
小麦粉、水、その他、そして機械器具、容器などの温度も影響します。
温めた水も、冷たい容器に入れればそれだけで水温が下がります。
ミキシングの時に使う大きなボウルも、かき混ぜるためのアタッチメントもそれぞれ温度を奪います。

つまり、出来上がったものの温度が目指す温度にならなければいけないので、その時のコンディションによって、一番変えやすい水温でコントロールすることになります。
真夏の頃には、たまに氷まで使って冷やすことに気を使っていましたが、今はやる事が逆になりました。

かと言って、真冬のように寒いわけではありませんから、すごく微妙です。
ちょうど室温に置いても良いくらいなのですが、室内と言っても床から天井まで、また窓際や出入口の近くなど、場所によって温度はずい分違いますから、やはり安定しているドゥコンに入れることになります。

今日のパン焼きでは、今までになく気温が下がって見当が狂い、初発の生地の温度が低くなってしまったので、発酵時間を延ばして調整するという配慮も必要でした。
でも、その読みがピッタリ的中して、パンの出来は上々。
ほっと胸を撫で下ろす一幕でした。

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