新型コロナの新規感染者数が、日を追って減少しています。
こんなに減って、本当なの?と思うくらいです。
その一番の理由は、やはりワクチンの接種が進んだことでしょうね。
世界の中でも接種率上位3位以内ですから。
で、それはまあいいのですが、この感染者減の今こそ、改めて確認しておきたいのですね。
ワクチンの効能がどこにあるのかということと、私たちが今後もしばらくの間留意しておかなくてはならないこと、この二つだと思います。
先ず一つ目は、ワクチンが効果を上げているとしても、必ずしも感染そのものを防げているかどうかは分からないということです。
感染しても発症しないか、あるいは発症しても重症化しないというのがワクチンの基本的な効能で、感染そのものを防ぐ効果は、本来期待されません。
尤も、この度のMRNAワクチンは大変な優れもので、感染そのものを防ぐ効果も一定期間一定程度期待出来るわけです。
であるにしても、ワクチン接種者が感染して、症状が出ないで済んでしまうことは少なからずあり得るわけで、それゆえに検査の機会にも縁がなくカウントされないことにもなります。
無症状や軽症で済むなら問題ないようにも思われますが、そうではありませんね。
一方でワクチン接種していない人が一定割合いるわけですから、その人たちにうつしてしまうリスクは、当然のことあり得ます。
そしてその人たちが感染すれば、重症化のリスクはずっと高いのですね。
ですから、これだけ新規感染者数が減ったと言っても、実はその中身は分かりません。
今しばらくの間は、やはり基本的な感染対策は継続すべきでしょう。
経済活動の再開を望むなら尚のことです。
いずれにしても、もうほとんどいいところまで抑え込むことが出来たと思います。
もうあと一息です。
がんばりましょう。