近所のおばあちゃんたちから、野菜をいただくことがよくあります。
今頃なら、白菜と大根、カブにネギなどです。
もちろん我が家でも、大根も白菜も植えています。
でもおばあちゃん曰く、「いっぱい出来て始末に困るから、良かったら食べてくなんしょ。」と。
大根と白菜は、保存して置いて冬の間ずっと食べられますので、ありがたくいただきます。
それにしても、そんなに沢山あるなら売ればいいのにと思いますが、市場に出荷するほどの量があるわけでは無く、自分で売るにしても手だてがありません。
そしてまた曰く「おらぁ、野菜なんの買ったことねえから、値段も何も分かんねぇ!」と。
そうなんです、野菜だけじゃありません。
お米も豆も芋も、口に入るものはほとんど自分でつくるか、山から採って来るかして間に合っているのです。
そして、漬物も味噌も自分でつくります。
つい先日も、大根漬けをいただいばかりです。
また昨日は、息子さんが山で採って来たという天然なめこ(なめ茸)をいただきました。
そうかと思うと、このあたりの農家さんは、皆さん自分で作付けした蕎麦を自家製粉して、自分で手打ち蕎麦を打ったりするのですね。
本業の蕎麦屋さんもびっくりの腕前、そば粉100%でつなぎは使いません。
私も、このうまい蕎麦を、もう何度もご相伴に与っています。
自給自足なんていう前からすでに自給自足なのですね。
そして、どれもこれもがハイクォリティー!
「本当の豊かさ」って、こういうことを指して言うのですよね。
ちなみに、我が家では麦ですね。
これが、パンになりお菓子になり稼ぎにもなりますが、ご近所の方々に日頃のご恩返しに番外メニューのお菓子を焼いて振る舞ったりして、皆さんのお仲間に入れていただいています。