食工房の主力製品は何と言ってもパンなのですが、焼き菓子類もそれに劣らぬ地位を占めています。
パンが命(体)の養いだとすると、お菓子は心の養いだと言えると思っています。
ですから、本当はどちらが主とか従という関係ではありません。
どちらも精魂を傾けて取り組む仕事だと心得ています。
で、娘たちが、昨年あたりからお菓子づくりに開眼して、自分たちで独自にレシピを考えて新しいメニューを開発しようとしています。
昨年末の「栗のパイ」などもその一つですが、必ずしも定番にするのではなく、季節季節にあるものを使って、また皆さまに喜んでいただけるタイミングなども考えているようです。
何より、自分たちもそれを楽しみながらやっているようで、お菓子づくりはつくり手の心を養い、出来上がったものは今度は召し上がる方の心を養う、そういうものでありたいと願う気持ちが、側で見ている私にも伝わって来ます。
食工房に、また新たな境地が開けて行くような喜びを感じている私です。
で、今何を造っているか・・・、それはまた近々別な機会に。