これまでの経験から、獣害対策の基本は、周辺の藪の刈り払いだと言うことが分かっています。
時には立木の伐採をすることもありますが、とにかく見通しを良くすることです。
景色を開くと言ったら良いのでしょうか、刈り払いした後の風景は本当に良い眺めです。
それが分かっているので、近頃は、誰の土地であろうと、藪があれば手を入れる方向でやっています。
もちろん、地主の了承を得る必要はありますが、まず断られることはありません。
それより、一銭の金ももらわずにそんな労力をかけて・・・と思われているのかも知れません。
でもいいのです。
誰のためって?そりゃあ自分のためですから。
周りの人には、そうすることの意味や価値が分かるまで、ただ見守っていてもらえればそれでいいのです。
そのうち、動きが出て来るはずだと思っています。
今回、電気柵の話がスムーズに進んだのも、そう言うことだと思っています。
そう思って今日も、耕作放棄された田んぼの草刈りをしていました。
あと何年かしたら、すっかり眺めが変わっていることを思い浮かべながら。