途方もない被害

中島

中島第3圃場
表面だけ乾いてひび割れていますが、下はズブズブです。


中島

ほんの一部を掘り出しただけでこの山です。
大きなものは、長さ6mにも達します。


中島

中島第1圃場 深さ40cmを超える泥に覆われています。
さつま芋の蔓が、息も絶え絶えに必死に生き残ろうとしていますが、多分ダメです。


中島

泥水の上に浮いた状態で固まったのでしょう。
蔓も葉もクチャクチャに縮れて枯れて腐り始めています。
まだ熟成が足りていないので、今収穫してもどうにもなりません。
このまま腐るのを待つだけです。


中島

左端の木の枝にゴミが引っかかっています。
そこまで水が上がった証拠です。
堤防より上のことは間違いありません。


中島

辰ヶ原橋下流右岸
コンバインが流れ着いています。
被災者は我が集落の農家さん、大損害です。


中島

辰ヶ原橋
橋脚は完全に水没していたものと思われます。
橋げたまで水流が達した可能性もあります。


中島

辰ヶ原橋
上から見ると、堤防もまわりの圃場も橋よりずっと低い位置にあることが分かりますね。
まわりに水があふれたおかげで、橋は流されずに済んだかも知れません。


中島

辰ヶ原橋右岸 橋脚の基礎下がえぐられています。
洪水が長時間に及んでいれば、ここが抜けた可能性もあります。

被害の詳細が分かるにつれ、その途方も無さに愕然としています。
運が悪かったのかも知れないし、逆に、運が良かったのかも知れません。
つまり、こんなにひどい・・一方で、この程度で済んだ・・・と、両方の思いが交差しています。

食工房の圃場に関して言えば、中島第1圃場と第3圃場は壊滅的で、今年の作付けは出来ないと思います。
しかし、それ以外の6つの圃場は、何とかなりそうです。

整備完了までの道のりは遠いですが、順調に行けば百姓5年生への進級も夢ではありません。
希望をもって進みたいと思っています。

まわりの農家さんは、ちょうど稲の出穂期に泥水を被り、その後田に水を入れられない状況が続いていますので、今年の収穫はほとんど見込みが無い状況です。

小豆のおばあちゃんの畑はさらにひどく、もはや再開はあきらめたと言っています。
お歳を考えれば、無理もありません。
全くかける言葉さえ失っている私です。

この後、また台風の影響もありそうな雲行き、一体どうなることでしょう。
でも、自然相手ということは、こういうことなのですね。
否応はありません。
ただ淡々と頑張るだけです。

コメントを残す