月別アーカイブ: 2022年12月

停電、そして際どい復旧

今朝、午前3時に起きて作業開始、その後7時前までかかって12種類の生地を捏ね上げて間もなく、停電に見舞われました。

昨夜から降り始めた雪が20㎝前後の積雪となっており、除雪車も出動していました。
どこかで雪による倒木や大枝の落下などがあったのかも知れません。

実は、大雪の日には停電することがよくあるのです。
今朝は大雪と言うほどではありませんでしたが、それでも「うわっ、やっぱり来たか!」という感じでした。

さあ、いつ復旧するのか・・・?と作業を続けながら待っていました。
すると5分ほどで復旧しましたが数秒後にまた停電、それからまた5分か10分して復旧しまた数秒後に停電、その後また一瞬通電したと思ったら瞬時に停電と繰り返し、結局1時間ほど過ぎて次にパン生地をこなす工程の直前になってやっと復旧しました。

今度こそ停電するなよと、祈る気持ちで作業にかかりました。
その後再び停電することはなく、少し時間に遅れが生じましたが、概ねいつも通りにパンを焼き上げることが出来ました。

しかしそれにしても、捏ね上げた直後に停電、寝かせた後に成形工程にかかる直前に復旧とは、何という際どいタイミングだったことかと、思わず笑ってしまいました。
停電の最中は、これで今日の出荷は全て取り止め、この大穴をどうやって埋めようかと、あれこれ思案していたのですから。

否、いつも思いますが、電気はありがたいですよ!
電気がない生活なんて、もはやあり得ません。

まさか停電のおかげということはありませんが、今日のパンの出来は上の上でした。
いやはや、何が良かったんだか・・・。

初雪でした

麦ラボ

定点観測2022.12.06


麦ラボ

電気柵設備を除雪車に壊されないよう、目印を立てておきます。
ここには、地中線が埋設されています。


麦ラボ

定点観測2022.12.07

昨日から降り出した雨が深夜に雪に変わり、今朝は一面の銀世界になっていました。

その後日中はまた雨になりましたが、積もった雪が消えるまでにはなりませんでした。
そのまま明日にかけてみぞれまたは雪で経過するようですから、明日の朝はさらに白くなっていることでしょう。

昨日は緑色がきれいな麦畑でしたが、今日はモノトーンの暗い空の下、白い雪に埋もれていました。

さて、明日はまたパン焼きです。

おかげさまで、収穫の恵みパンセットが完売となりました。
多くの皆さまにご利用いただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。

明日は、多分雪空の下、雪の日ポイント2倍が適用になると思います。

皆さまのご来店をお待ちしております。

ウクライナ戦争から見える、ロシアという国家の正体

ロシアによるウクライナへの武力侵攻で始まったウクライナ戦争は、すでに9ヶ月の長きにわたっており、その間に私たちはロシアという国家の正体を見ることになったと思っています。

単刀直入に言えば、ロシアは領土的野心を全く捨てていない、否、捨てていないどころではなく、領土的野心は国家存続の根幹だと位置付けています。
つまり、国家の発展は、他国と戦争をして勝利し領土を広げることによってのみ達成される、このことを国是としているのですね。

その心は、ロシアは常に外敵に国家の存立を脅かされており、それらと常に戦い続けなければ存続が危ういという考えです。
これは、ロシア政府のプロパガンダでもありますが、広くロシアの国民の中に浸透している価値観でもあります。

以前ご紹介した「ロシア人にインタビューしてみた 1420」というチャンネルで、「戦争をどう止められますか?」との質問に、少なからぬ人が「ロシアが勝てば・・・」と答えています。


「戦争をどう止められますか?」

「ロシアが負けると、どうなりますか? ロシア人にきいてみた。」


だから、勝つためには手段を選びません。
負けたら、何もかもが終わりですから。(・・・と思い込んでいる。)

一方、ロシアは帝政時代からソ連時代を経て現在に至るまで、ずっと専制国家であり続けています。
ロシアの国民は、民主的な社会を経験したことがないのです。

このことの影響は実に大きく、ロシアの国民の中に流れる空気は、主体性、自発性、意欲に乏しく、諦観的でさえあります。
一方で、モラルの崩壊が深刻であり、汚職や不正に対して不感症とも思える態度があります。

そんなロシアの社会の中で、市民が立ち上がって戦争を止めることは、ほとんどあり得ないくらい難しいことです。

仮に停戦が実現したとしても、そんなものは恒久平和への何の保証にもなりません。
前述の、ロシアの最もロシア的価値観の核心が変わらない限り、この国は何度でも約束を反故にして侵略を再開するに決まっているからです。

もしも今後、ウクライナがロシアに下るようなことがあれば、今度は世界に害を及ぼすようになるはずです。
日本も国境を接している国として、覚悟はしておいた方が良いと思います。
彼の国にとって、外交とは戦争に勝つこと、これ以外ないからです。

ずっとしばらく、雨模様

この時間雪が降っている予報になっていますが、外を見る限りまだ降っていないようです。
しかし、この先一週間はずっと雨または曇りのお天気で、憂鬱な日々となりそうです。
寒さ次第ではみぞれか雪に変わることもあると思われますので、これでもう冬も本番に突入ということになりそうです。

とは言え、これもまあいつもの事ではあります。
要は準備さえ出来ていれば、何ということも無く過ぎて行く時間です。

尤も、それより何より、一番重要なのは体の健康です。
これが保証されていなければ、冬の寒さもその中での生活も耐えられませんから。

私も、もう71歳にもなりましたが、おかげさまで今のところ何も支障はありません。
いつまでも・・・とは思っていませんが、当面病気には縁がなさそうです。

そう言えばコロナ禍以来、風邪を引いて寝込むということが無くなっています。
日頃の心がけとしては、食生活と適度の運動、このことをいつも忘れないようにということでしょうか。

ありがたいことに、食べるものはおいしいし、出る方も毎日滞りありませんし、取り立てて痛い痒いもありませんし、これも黒パンのおかげかな?と自画自賛です。

さて、明日と明後日の二日間、食工房は定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

忙しさも佳境に

シュトレンの製造と出荷が重なり、忙しさもピークを迎えています。

今年は、大幅な値上げをしましたが、それでも食工房のシュトレンを!とのご注文、ご用命を少なからずいただいています。

いつものご常連さんの他、年に一度シュトレンのご注文のみくださるお客さままで、本当に多くの皆さまに食工房のシュトレンが認められていると実感しています。

特に、贈答用という貴重な機会に食工房を選んでいただけることは、もう何度も申し上げていますが、普通に物が売れることの何倍もありがたく大きな喜びを味わいます。

しかも、何年も続けてとなると、その価値は言葉には尽くせないほど大きなものになります。
そうして、皆さまからのご愛顧に支えられて、今年のシュトレンは早や17年目ということになりました。

今年も、プラスアルファが実現していると自負しています。
狙って実行した工程がありますから。

予定数まであともう少しという所まで来ました。
皆さまのご注文、ご用命を引き続きお待ちしています。

12/15までご予約受け付け、その後は在庫次第で店頭直売、あるいは通販対応もいたします。
最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。

この冬一番の寒さ

今日は雨模様の一日でした。
少し標高の高いところではみぞれに、さらに上では雪になったようです。

配達に出た折、回りの山々は中ほどから上は白くなっていました。
間もなく里にも雪が積もる季節になります。

明日にかけて晴れるようですから、明朝は放射冷却が進んでさらに冷え込むことでしょう。
ま、これがいつも通りなのかも知れませんが。

一方外回りの冬支度ですが、電気柵の撤去ほぼ終わりました。
高野圃場のみまだ残してあります。
道路沿いではないので、本当に雪に埋もれる直前まで置いてみるつもりです。

その他、除雪機のメンテなどまだ出来ていない部分もありますが、雪囲いはとうに終わっていますし、まあまあの首尾ではないかと思っています。
先日も申し上げましたが、果たしてこの冬がどんな様子になるのか、今一つ予想が出来ません。

さて、明日はまたパン焼きです。
寒い朝になりそうですから、作業場の温度維持がパンの出来を左右します。
暖かい環境で仕事出来るのはむしろありがたいことですから、暖房は惜しみません。
上着は脱いで軽装で作業するくらいが、ちょうどいい温度です。

そして日中は日差しもあって暖かい予想ですから、お出かけの気分も上がると思います。
皆さまのご来店をお待ちしております。
シュトレンの試食も用意しています。
栗パイも仕込んでいます。
どうぞよろしくお願いいたします。