パン屋の食工房としては、大変面白い取り引き先に出会えました。
昨年秋に、ハンドメイドマーケット”Creema”に地粉角食パン10斤の注文が入りました。
初回の購入なのにずい分思い切った数のご注文だな・・・と思ったら、ご購入者はジャムを製造販売しているお店でした。
このご注文に、興奮しないわけには行きませんでした。
そして緊張のパン焼き、出荷を終え、後日ご感想をいただくまで、そわそわと落ち着かない私でした。
同時に、そのジャム屋さん“メルカートピッコロ”さんのジャムに興味を持ったことは、言うまでもありません。
しかしながら、忙しい年末を過ごすうちにそれを気にしている余裕も無くなり、年を越してしまいました。
そしてつい先日、再びメルカートピッコロさんから地粉角食パン10斤のご注文をいただきました。
リピートしてくださったことで、食工房のパンを気に入ってくださったことを改めて確認し、早速入れ違いにこちらからもその気になっていたジャムの注文を申し上げたという次第。
そしてそれが届いたのが、数日前でした。
ご紹介するのは試食してからと思っていましたので、その間に画像などを用意しておきました。
さてここからが本題です。
パンにとって最もよく用いられるパートナー的食材、それがジャムです。
今回入手した4種類は、それぞれ違った個性があるものを選びました。
以下はその試食レポートです。
食工房の食パンをトーストして、それに載せて食べました。
★いちごジャム
甘さ控えめではなく、保存食としての基本どおりに砂糖が入っていて、濃厚な甘さがあります。
それより驚いたのは、香りです。
原材料のイチゴの品質が良いのでしょうね。
満足度最高です。
★青りんごのジャム(ブラムリーアップル : 加工用品種)
あぁ、これがりんごの酸味だよね!と言わせる酸味と香りが印象的です。
もっと甘くても良かったかもと思った私。
でも、これも好感度最高です。
★和梨のジャム
鳥取産とあるので、二十世紀梨かな・・・?、かどうかは分かりません。
とても穏やかな味わいですが、梨のジャムであることははっきり分かります。
もちろんおいしいです。
★ミックスジャム(3種類のフルーツをミックス)
これは、まさにミックスジュースのような、混ざり合った味です。
ちよっと面白い発想だなと思って選びました。
無難においしいですね。
否、評価していないわけではありませんよ!念のため。
で、いずれもそれぞれおいしかったのですが、私個人的には、いちごと青りんごに特別賞ですね。
メルカートピッコロさんには、まだこの他にも多数の種類があるようですので、追々数品目ずつ取り寄せて試して行きたいと思っています。
そして、食工房にも秘蔵のジャムがいくつかあるのですよ・・・。
販売していないので、ほとんどの方はご存じないはずですが、追々紹介いたします。