食工房ではスペルト小麦を作付けし、パン用に使い切れないくらいの量を収穫しました。
昨年は、古代小麦麺をつくってご好評をいただきましたが、スペルト小麦の地元イタリアでは、半精麦したものを「ファッロ」と呼び、茹でてサラダにして食べるそうです。
もちろんサラダ以外にも食べ方はいろいろあるはずですが、まだよく調べていませんので・・・。
そこで、今回小麦のサラダを試してみました。
レシピは、ネット上で漁り、これはイケそうと思うものをとりあえず一つ選びました。
で、スペルト小麦の茹で加減ですが、アルデンテ(固ゆで)と指定されています。
しかしスペルト小麦の甘さや香りが出、またある程度食べやすい食感を得るためには、大方のレシピに紹介されているような15分程度のゆで時間では不足です。
20倍程度の水で、30分間茹でてやっといいい感じになりました。
あるいは、1時間くらい水に浸しておいてから茹でれば、15分でもOKでしょうか。
ゆで汁をざるでこして使いますので、落としたゆで汁は残しておいてスープベースなどにします。
コンソメキューブを放り込んで、パセリを浮かせ、コショウを一振りすれば、上等なスープが出来ます。
今日の小麦サラダの具材は、茹でたスペルト小麦、同じく茹でたブロッコリーとむきエビ、パプリカ、たまねぎ、ミニトマト、オリーブ(瓶詰め品)、ケパー(酢漬け)など。
ドレッシングは、バルサミコ(ワインビネガー)とオリーブを等量、アンチョビーを加えてミキサーで高速攪拌して調製したもの。
仕上げに、胡椒を一振りしています。
食べてみると分かりますが、スペルト小麦は茹でたとうもろこしと似ていて、プチプチとした食感で結構お腹が膨らみます。
何と言うか、イタリア風五目寿司という感じです。
でも、なかなか面白い味わいです。
クセになってしまうかも知れません。
食工房では、この後この半精麦スペルト小麦を、「小麦サラダの素」として新発売する予定です。
じきにお目見えしますので、お楽しみに。