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危険な出没です


獣害対策

撮影スタート位置がこれだと、道路を歩いた来たことになる。


獣害対策

相当立派な体格の成獣
ここで立ち止まって地面に鼻を付けてにおいを嗅いでいる。


獣害対策

墓地の方向には行かず、道路を進んで左側視界の外に消える。


獣害対策

午後8時過ぎの時間帯に住宅地内を歩かれるのは、大変危険!

昨日の夜、住宅地の道路上をクマが歩きましした。

直近の家屋2軒は空き家で人は住んでいないのですが、50m以内に人が住んでいるお家が何軒かあります。
また時間が午後8時19分で、人が外にいる可能性もある時間帯です。

付近の家には明かりが灯っているはずですが、それでも出て来るのですね。
人馴れしていると見られます。
良くない傾向です。

危険なので、今日は、付近の数軒のお家に画像と説明図を印刷したものを渡して注意喚起しました。
そして夕方仕事がキリがついた後、出没地点の周辺の刈り払いをしました。

あたりは耕作放棄地になっており、もはや背丈の高い草に覆われて見通しが悪くなっていました。
ここをとりあえず、クマの侵入ルートになっていると思われる範囲を刈り払いました。
思った通り獣道があちこちにあり、大きなクマの糞もありました。

昨年、蜜蜂の巣箱を荒らしに住宅の軒下までやって来たクマと同一個体であることはほぼ間違いなく、ここを通り道にしていたのですね。
この個体は、いまだにこのあたりを自分の縄張りと認識しているようです。
だから、躊躇なくこのあたりを歩き回るわけです。

一度侵入を許してしまったクマを追い出すのはよほど大変な事ですが、何とかしなくてはなりません。
これほど住宅に近い場所では、捕獲は難しくまた危険だからです。

この個体がここ以外の離れた場所のどこかに出没する地点を特定して、そちらで捕獲することが出来れば問題はありません。
今、とにかくトレイルカメラを使って情報を集めています。
他の地点でもこの個体と思しきクマが映っていますので、明日また役場の獣害対策担当に申し入れます。

電気柵システムの製作

獣害対策

家庭電源が利用出来るので、コンセント仕様にしている。

近所の方が電気柵を設置したいというので、お手伝いをすることになりました。

まあ、誰がやっても出来ないことはないのですが、初めての方には製品の選定や設置の仕方について多少の不安があるのは事実なので、私の知識が役に立つならということで喜んで引き受けました。

出来るだけ安上がりになるよう、かと言って性能面で不満が生じないよう、沢山ある製品の中から見合ったものを選定するのが私の役目です。
そして、設置の時もお手伝いすることになっています。

予算は、5~6万円
これでどのくらいのことが出来るのか、これから電気柵を設置したい方の参考にもなると思いますので、以下にご紹介する次第です。

まず、写真に写っている本体ユニットの構成部品全ての合計は、21,314円です。
安く上がっているのではないでしょうか。

この本体ユニットで、電牧線延長10km超をカバー出来ます。
獣害対策用途でも、1000~3000m(3~5段張り)可能です。

その他、14mmφ×1200mmFRPポール50本、クリップガイシ200個、柵線1000m、ゲートクリップ8個、ゲート用碍子8個、木柱9本、木柱用ねじ込み碍子50個、アース棒5本+電線など必要な部材全てと本体を合わせて、58,000円を少し超えました。

ご依頼の方のご自宅と家庭菜園などを囲う計画です。
部材はものによって余りますが、将来の延長を考えて敢て多めに購入しています。

今日は、本体設置とアース工事、出入口ゲート一ヶ所の工事が終わり、あとはポールを立てて線を張って行けば良いところまで行きました。
ま、首尾は上々です。

プライバシーのこともありますので、設置状況の写真はご紹介出来ません。
完成したら、差し障りのない箇所の写真をご紹介出来るかも知れません。

新たなお手紙

獣害対策

画像クリックで拡大表示します。

毎日獣害の話題で恐縮です。
興味の無い方には、不興を買うかも知れませんが、止むを得ません。
私にとっては、一つの重要な記録であり、また多くの方に共有していただければありがたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

で、今日はまた新たな落とし物が置いてありました。
写真も撮っているのですが、わざわざお見せするほどのものでもありません。
食っているものがほぼクワの実だけであることがよく分かる外観です。

昨日より、これまでの撮影ポイントのクワの木より左方向に視界をずらしてセットしたのですが、その方向にある大きなクワの木の根元に後ろの草やぶから獣道の出入り口が開いており、その直近に一つありました。
あともう一つ、数メートル右側の位置に子グマのものと思われる小さい落とし物がありました。

と言うことは、例の親子連れがやって来たのでしょうか。
とすると、まだ子グマを離していないことになります。
ここ数日来やって来ているクマとの関係は・・・?

残念ながら、トレイルカメラは、今日も濃い霧のため反応はしているものの映像は全くぼやけており、動くものの影さえ確認出来ませんでした。

ちなみに、今日は落とし物の回収は出来ませんでした。
位置があまりにも藪に近く、また実際にクマが近くにいる気配が濃厚だったからです。
※枝が折れるような物音が聞こえていた。

最後に、車を帰り道の方向に転回させ、エンジンをかけて乗車した状態で、クマのいそうな藪目がけてロケット花火を一発撃ちました。

明日以降も、さらに観察を続けます。

クマの返信

昨日の私のアクションに、早速クマから返信が・・・。早やっ!

落とし物が一個、2mほど後退したところにありました。
もちろん、回収して片付けました。

で、どちらの方のものか・・・と詮索するわけですが、多分、一昨日後に来た方のものだと言うのが私の見解です。
と言うのは、後に来たクマは、先客が付けた印を見てなおそこに自分の印を付けたわけですから、その後がどうなったか気になっているはずですね。
きっといち早く確かめに来ると思っていました。

そうしたら、二つとも無くなっている上に、クワの枝もごっそり切り落とされて様子が変わっているではありませんか!
そこで、少し離れた所にあった別のクワの木に上り、枝を折ってクワの実を食べて、それからまたお手紙を置いて帰った、というのが私の見立てです。

その時に、何となくでも前の位置には踏み込まなかったというところが重要です。
少しは圧力を感じさせたことになりますから。

さらに明日以降、どんなことが起こるか、観察してまいりましょう。

ちなみに、周辺も調べて見たら、先日の親子グマのものと思われる落とし物が大一つ小二つ計三個ありました。
母グマは、そうやって印の付けまで教えるのかな・・・と思った次第。
これも、回収して川に捨てました。

なお、今回はカメラの視界からずれていたため、映像はありません。

それから、一昨日は映像は取れていたのですが、霧とレンズの結露により不鮮明のため、ご紹介しませんでした。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.77 2024年4月号をご覧いただけます。

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クマへのお返事

昨日のクマの落とし物が、クマのお手紙だと言いましたが、今日はお返事をしました。

クマからのメッセージは、「ここは私の場所(縄張り)だ!また来るぞ。」でした。

そこで今日、私がやったことは、その落とし物(つまり糞です)を周囲の土ごとそっくり回収して、川に持って行って捨てました。
※水に流すことで、周囲に痕跡が残らないようにしている。

あと、クマに引っ張られて垂れ下がったクワの枝を、すべて切り落として片付けました。
そこに込めたメッセージは、「却下する!二度と来るな!」です。

落し物は、戦争において占領を主張する国旗のようなものですから、これを取り除くということはそう言うことになるわけです。

またきっとやって来るはずですが、自分の付けた印が無くなっているのを知って、怒りに震えてまた落とし物を置いて行くと思います。

そうしたら、また同じことをするだけです。
根負けしないでクマが折れるまで、手を変え品を変えてメッセージし続けることですね。

その間に、どこかで打ち取ることになるかも知れません。
トレイルカメラが、その様子を一部始終捉えるはずです。

さて、2日間の定休日もあっという間に終わり、明日はまたパン焼きの木曜日です。
計量仕込みは完了しています。
この後、酵母の最終調製をして明日に備えます。

明日も、おいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

午後から雨で休養

定休日の今日、今朝は早朝から外で作業していました。

明るくなって間もなく起き出し、電気柵の仕上がっていない箇所があったのを仕上げて、これで予定箇所はすべて完了しました。

その電気柵ですが、これまで夜間のみ稼働させて日中は停止していました。
だいたい誰かしら農作業などで人がいますので、十分抑止力になるのですね。

しかし夜明けが早くなり日没が遅くなるにつれ、明るくなったばかりの早朝や日没後の遅い時間などに人がいない空白が生じるようになりました。
そこで、24時間稼働にしておき、必要に応じて手動で停止するようにしました。
尤も、稼働停止しなくてもゲートの開閉は安全に出来るように策を講じてありますから、点検に見回りする時以外はずっと稼働しています。

そして、今日もトレイルカメラをチェックして回りましたが、一ヶ所(№1カメラ設置個所)にクマが来ていました。
2頭が時間をおいてやって来たようです。
どちらも大きな成獣です。

両方とも、特大の落とし物を置いて行きました。
私たちは、これをクマのお手紙と呼んでいます。
そのメッセージは、「ここは私の縄張りだ!また来るぞ。」です。
2頭のクマが縄張り争いをしているかも知れません。

ここは、先日子連れのクマ3頭が二日連続で撮影されたポイントですが、その後ピッタリと出没が止まっていました。
多分、子グマを離したか、子グマがやられたか、いずれにしても母グマはすでにオスと番いになっているなっているようです。

というのも、ここに来て獣たちの動きに関してガラリと流れが変わったように見えるからです。
イノシシは、メスが出産した模様で、出歩かなくなっているのでしょう、出没は確認出来ません。
オスと思しき個体が単独で時々現れるのみです。

クマも、行動範囲に変化が起こっていて、№4カメラスポットでは出没がほとんど無くなりました。
むしろ、集落の中に向かって侵入を試みているようですから要注意です。

毎年毎年、また季節ごとに、ダイナミックに変化する獣たちの動きに対応するためには、粘り強く観察を続けることが何より重要です。

それからもう一つ、獣たちに対して何かしらアクションし続けることですね。
そしてそれへの反応を見るということが、より多くの情報を得るためのプロセスになります。

今日はその他、さつまいもの定植、じゃがいも畑の草取り、とうもろこし畑の囲いづくりなどいろいろやりましたが、午後から雨が降り出しすべて終了となりました。

早くから動き回っていたこともあり、疲れも出て来ましたので少し昼寝しようと横になったら、夕方まで寝てしまいました。

ま、良い休養になりました。

低温気味のここ数日

ゴールデンウイークの頃、25℃超や30℃超の日がありましたが、最近は曇りの日はもちろんですが晴れていても気温は低めです。
梅雨前線の北側になっているからですが、冷たい風が吹いているのですね。

しかし、勢いが付いている植物たちの成長は停滞しているようには見えません。
雑草の成長の速さには全く驚かされます。

少し前まで見通しの良かった場所が、今ではすっかり視界を遮られ草やぶの陰に埋もれています。
これから夏が過ぎるまで、草刈りに追われる毎日となります。

草なんか自然のままに放って置けば良いと思われますか?
まあ、野の草花が可愛らしかったりもしますので、たまには気が咎めることが無いわけではありません。
スミレなんか見つけたら、もう草刈り機の刃は当てられません。

しかし、草やぶになって見通しが悪いということは、獣たちの隠れ場所になるわけで、そこを侵入のための足がかかりにされてしまうのですね。
実際、きれいに丸坊主に刈り払ったところは、獣たちは明らかに敬遠することが、これまでの幾度の経験から分かっています。

せめて花が終わるのを待ってでも、刈り払うこと自体は止められません。
以前は草やぶを見ても風情を感じる気分がありましたが、今はとてもそんな気分は流れません。

私たちの毎日は、獣たちとの戦いの中にあると言える状況ですから。
諦めたら、やがて自分たちがその場所を出て行かざるを得ないことになります。
否、冗談ではなく。

さて明日と明後日、食工房は定休日です。
さつま芋の苗を植えて、とうもろこしを植える場所にハクビシンなどから守るための囲を設置して、その他草刈りは言うに及ばす、トレイルカメラのチェック、電気柵のメンテナンスも怠りなく、忙しい2日間になりそうです。

本日は、小休止

実は、近所で不幸があり、今日はその方のお葬式に行っていました。
その方は、私と同い年ですが、私にとって農業に関しては尊敬すべき先輩でした。
一年前は、全く病気になることも亡くなることも想像すら出来ませんでしたが、人生全く何が起こるか分からないですね。

今日は、私もガックリ来てしまって、あまりいろいろやる気になれませんでした。
明日からまた、気合を入れます。

いきなり喉元へ

獣害対策

昼間は、農作業のために頻繁に行き来するところです。
夜は、こうしてクマが通り道にしています。
家からわずか30mの距離。



獣害対策

現場状況図 画像クリックで拡大表示します。

来ました!
それもいきなり至近距離です。

昨年蜜蜂の巣箱を荒らされたお家と周辺を徘徊したようです。

我が食工房は、電気柵を稼働させていたので、侵入は免れました。
しかし、周囲すべてを一周させてはいなかったので、本日急きょ、全周繋ぎました。

この個体は、先日来№4カメラ地点に度々現れているものと同一個体のように見えます。

そして、昨年蜜蜂の巣箱を荒らしに来た奴に相違ありません。
自分の縄張りと認識しているから、見回りに来たということでしょう。

今年はもう巣箱は処分して無くなっていますから、それをどう認識したかですが、今後また何度でもやって来ることは間違いありません。

このクマの活動範囲や侵入ルートについて、今回の出没でずい分沢山の情報を得られたと思っています。
近所の方々から、いろいろと状況を推測出来る情報も集まっています。

ま、これはもう駆除一択ですね。
何とかして、手を打ちます。