昨年の今頃のブログ記事を見ると、イノシシが家の前の畑に侵入して、対策として電気柵を設置したことが記されています。
今年は、春の内からその電気柵も設置済みで、イノシシがやって来た痕跡はありません。
さらにその周囲の圃場にも出没はありません。
全体として電気柵の設置エリアが増えていますので、地域全体で防ぐことが出来つつあるという実感があります。
もちろん、イノシシがいなくなっているわけではないので、油断すればいつ侵入されるか分かりません。
いつでも駆除の圧力はかけ続ける必要があります。
一方クマは、まだまだ対策していかなければならない状況があります。
まず一番は刈り払いですが、なにしろ人手が足りません。
特にクマの侵入ルートになっている高野地区では、昨年までは、件の亡くなった農家さんが営農していましたから、畑も周辺もきれいに刈り払われていました。
それが今年はもはや見る影もなく無残にも草やぶに埋もれています。
私たちで手が出せるところは、少しでも刈り払いしているのですが、全体となると到底不可能です。
たった一人の方がいなくなっただけでこうも違うのかと、その方の働きの大きさを思い知るばかりです。
そうかと言って、このまま獣たちに負けるわけには行きませんから、最大限努力は惜しまないつもりです。
これからまた9月以降クマ出没の季節になりますが、昨年より少しでも状況が良くなることを目指して対策を講じて行こうと思っています。