昨年のブログを見ると、9月と10月の2ヶ月間、クマが集中的に出没しています。
加えてこの集落では、蜜蜂の巣箱を与っているお家があったため、そこをターゲットにクマが連日連夜通って来るという事案も発生しました。
後になって、その時の複数のクマが通り道にしていたルートを発見しています。
今年は、その通り道の各要所を集中的に刈り払いする対応を取っています。
そして、当集落では、私たちの他にも積極的に刈り払いをしてくださる方が増えて、今クマが出没しそうな、あるいは通り道にしそうな箇所が次々切り開かれています。
その結果が、これから2ヶ月の間に明らかになるものと思われます。
今のところですが、昨年同時期にクマの出没があった地点で、トレイルカメラによる観察ではノーヒットです。
ただ、もし現れたとしても、ルートが変わっている可能性もあり、痕跡を見逃さないよう周辺の見回りを欠かしません。
また、各圃場の地主や、耕作主の方々と情報を交換し共有するよう、積極的に声を掛け合っています。
ここに来て、やっと獣害対策に作戦らしきものを立てられる段階に来たのかなという気がしています。
努力の甲斐はあったと思っています。
これで、この秋のクマ出没に顕著な変化が見られたら、一部我々の勝利ということになります。
ちなみに、8月末の子グマ他の出没に対応して、山の中に捕獲用の箱罠が設置されました。
狙った通りのクマが入るかどうか分かりませんが、他にもクマは沢山いるので、早晩最低一頭捕獲は確実と思われます。
当集落では、区長名で集落全員の総意として駆除要請を出していますので、捕獲されれば確実に駆除されます。