電池問題

この前申し上げましたが、獣害対策用にトレイルカメラを仕掛けています。
その数5台。

稼働用電源は単三乾電池を使います。
一台当たり8本。
5台分で、一度に40本の電池が必要です。

ついでに説明申し上げると、カメラは8本直列12Vの電圧で作動します。
精密な電子機器であるため、少し電圧が下がっただけでも動作不安定になります。
このため、電池の品質はとても重要です。

市販の乾電池を使うなら、電池の中では最高品質と言われているPanasonicのEVOLTA NEO 一択です。

そして、撮影枚数にもよりますが、これを一ヶ月の間に2~3回くらい交換しますので、毎月100本かそれ以上の使用済み電池が発生します。

当然のことながら、電池代の負担がどれほどになるかお察しください。
Amazonなどで販売されている超低価格の乾電池は、すでに何度も試しましたが、容量が小さくてすぐに電圧が降下しますので使えません。
結局、コスト的にもかえって高上りな結果になってしまいます。

そこで出て来たのが充電式の電池です。
しかし、日本国内で製造されているのは、ニッケル水素タイプのものばかりで、これは規定電圧が1.2Vで8本直列だと9.6Vしか出ないのですね。
これでは電圧不足でうまく動作しません。

そこで、登場するのがリチウムイオンタイプの1.5V定電圧電池です。
実はこれは、中国製のものしかありません。
と言うか、中国のバッテリー技術は、すごく進んでいるということなのですね。

多少の躊躇はありましたが、このタイプの電池の性能の良さに魅かれて、8本×4組を導入しています。

当初、容量はやっぱりEVOLTA NEOには敵わないと思いましたが、最新のものは容量的には同等か上回るくらいの性能があります。
価格は、1本1,000円近くもしますが、EVOLTA NEOがどんなに安くても93.3円/個ですから、充電回数10回ちょっとで元が取れることになります。
そしてその後1,200回くらいも繰り返し使用出来るそうなので、今後はこれ一択になりそうです。

最後にこれが意外に大きな理由だったいうのが、大量の使用済み電池の処分が煩わしかったということです。

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