このあたりでも、続々田植えが始まっています。
家は麦作ですから、穂が出た麦の成長を見守っているところなので特に大変ということもありませんが、まわりの農家さんは代掻きから田植えまで、一年のうちでも一番大変な季節です。
そして、この田植えが終わっ頃から、夜になると蛙の鳴き声がにぎやかに聴こえてきます。
もうほとんど切れ目なく環境音になっていますから気にもなりませんが、実はものすごい音量です。
これが一匹か二匹だと間を置いてカリカリコリコリと大きな音を立てるので、夜の間ずっと寝ていられません。
以前、蛙の鳴き声で眠れないという話を、このブログに書いた記憶があります。
それが無数のカエルたちの声が重なって連続音になると、ほとんど気にならないというのも不思議な話です。
そしてまた不思議なのが、時々風の息のように一斉にピタッと静かになる瞬間があるのですね。
ほんの数十秒くらいのことですが完全に無音になった後、また一匹二匹と鳴き始めすぐに大合唱になります。
こうして、山里の夜は更けて行きます。
さてさて、明日は夜も明けやらぬ午前3時に起き出して、パン焼き仕事です。
いつものようにおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。
田植えの終わった水田と麦の穂、山里の初夏の風景を見にいらしてください。