クマ出没の季節

獣害対策

1頭目のクマ
多分昨年もやって来てカメラのにおいを嗅いだ個体です。

獣害対策

2頭目のクマ

獣害対策

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毎年6月のこの季節、桑の実が熟す頃ですが、一方でクマも繁殖期を迎えます。
クマたちの行動半径はいっそう大きくなり、普段は好んで出没しないような箇所にもやって来ることが多いのですね。

これまでの例でも、6月は一年のうちでも最もクマの出没が多い季節です。
これに次ぐのが10月です。

今年は、6月になってすでに10日ですが、昨日までに5ヶ所に設置したトレイルカメラは、5/18と5/21以来、もうずっとクマの姿を捉えていませんでした。

そして昨日の夜、否、本日未明、国道459号線を隔てた山側のp4地点と名付けたカメラポイントで、時間をおいて2頭のクマが現れました。

先に現れた個体は、迷うことなく歩いて行きましたが、約30分後に現れた個体は、においを嗅ぎながら追いかけるように進んで行きました。
繁殖に関係しているかも知れないし、そうではないかも知れませんが、確実な事は全く分かりません。

カメラが反応して撮影が始まった映り出しの位置からすると、2頭目のクマは1頭目とは違う方向からやって来たようにも見えます

今後、撮影箇所や撮影数が多くなるだろうと予想しています。
そうなれば、個体識別も可能になり、危険予測も出来るでしょう。

これから桑の実が本格的に熟します。
山の中にも桑の実は沢山ありますが、子連れのクマなんかは、オスを避けてわざわざ人里に近付く習性がすでに身に付いているようですし、さらにその母グマの動きを知っていてオスも後を追って人里にやって来るという動きが、近年定着して来ています。

クマたちにとって、人間はもはや警戒に値しない存在になりつつあるのかも知れません。

明らかにまずい方向に進んでいると、危機感を募らせている私です。

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