熱中症

近頃、地球温暖化でどれほど暑くなったか知りませんが、昔は熱中症というものは無かったような気がします。

否、あったのかも知れませんが、今みたいに「冷房使え、水分補給しろ、日中の屋外活動は控えろ等々・・・」は、言われることはありませんでした。
と言うか、どこの家にもエアコンなんかありませんでしたし。

70年も前の話、私が育った高知県の山奥でも、夏に37℃を超える日が度々あったのを覚えています。

近所の農家のおんちゃんおばさんは、麦わらぼうしを被って炎天下でずっーと働いていました。
肌を露出させると却って焼けて熱いし、第一虫に刺されるので、長袖で顔も手ぬぐいをかけて覆っていましたね。

その頃は、家庭に冷蔵庫も無かったので、氷を入れた冷たい飲み物もありませんでした。
水に浸けて置いたスイカを食べたり、冷ました麦茶か番茶でのどを潤しました。
それがいわゆる暑気払いでした。

尤も、昔は昔、今は生活環境も全然違いますし、私たちの体もどこか違ってきているのかも知れません。

私的に言わせていただくなら。暑気払いするのだったら、よく動いて汗をかくのが一番かな・・・と思います。

炎天下で草刈りした後、木陰で休憩する時の心地良さは、私にとってはこの世の極楽と思えるほどです。
冷たい麦茶、経口補水液、たまにはスイカ食べたりして過ごします。

もちろん、誰でもそれが出来るとは申しません。
そうやって暑さをやり過ごす方法もある、ということを知っていただきたかったということで・・・。

ちなみに明日も、猛暑の一日のようです。


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