恐ろしいことになりました

連日ニュースになっているクマ出没の話です。

北海道道南の福島町で、新聞配達員の男性がヒグマに襲われて死亡した事件は、大変ショッキングな出来事でした。
襲った後、男性を草藪へと引きずっていったとの情報に、思わず背筋が凍り付いた私です。

メディアの報道では未だ語られませんが、私が知りたい最も重要な情報は、食害があったかどうかです。
亡くなられた方のご遺族の心象に触れる事柄なので、明確にすることを避けているのかも知れませんが、このことは今後のクマへの対処を考える時、最も核心に触れる重大な情報なのです。

これまでにも、人が食害されたクマによる被害は幾例もあります。
私は、クマが人を食うのは決して特別な場合に限られた話ではなく、条件が揃えばどのクマも例外なく人を食うことがあり得ると考えています。

ですから、人が決してクマの食事のお品書きに加わることのないよう、慎重且つ入念且つ徹底的に作戦を立て実行しなくてはなりません。
一度でも人に手をかけた個体は、どこまでも追跡して確実に仕留めなくてはなりません。

もし、行方不明のまま野山に放ってしまえば、今後人を襲う個体が次々増加することになります。
もうすでにその状態になっている可能性もあるのではないでしょうか。
まだまだこれから先、どれほど恐ろしいことになるか、垣間見る思いの私です。


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