日別アーカイブ: 2025年9月3日

クマ出没、続く

獣害対策

二日前とは違う個体です。



一昨日の夜に続いて昨夜もクマが出没しました。

場所は、一昨日と同じp6地点です。
時間はこの前より少し遅い時間帯でしたが、問題はこの二頭が別な個体の可能性が高いことです。

ツキノワグマの特徴として、胸の位置にある白い三日月上の斑紋が一頭ごとに違うことが知られていますが、この二頭は歩いて行く時の月の輪の見え方が違っています。
別な個体と考えて、ほぼ間違いありません。

道路向かいの柿の木には、もう一つ新しい掻き傷が付いていました。
一本の柿の木を、二頭のクマが争っているという図式になります。

つまりこれは、このあたり一帯を二頭の個体が縄張り争いをしているということです。
こんな狭い範囲で・・・、明らかにクマの数が増え過ぎています。

これから、栗と柿の季節になりますから、クマたちはそれを求めて人里に侵入して来ます。
というより、何年も前から、もうすでに定番のコースに入っているはずです。

今日は役場の獣害担当に現場を見に来てくださるようお願いし、猟友会の隊長、当行政区の区長、役場の担当者、そして私の4人で実際に現場をつぶさに見て回りました。
結果、早速箱罠を仕掛けることになりました。

ただ問題は、罠で捕獲する場合、どの個体が捕まるかは不確実なので、狙った個体ではない別のクマがかかる可能性もあります。
私的には、何頭かかってもすべて駆除していただけるなら、かえってありがたいのですが、そうは行かないでしょう。

全く、危険と隣り合わせの日常生活になっています。
その意味では、戦争と同じです。
いつも命がけです。

さてさて、明日は定休日明け、パン焼きの日だというのに、夜中に起き出すのもハラハラ、ドキドキです。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.84 2025年8月号をご覧いただけます。

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