母子グマ、活発に動く

獣害対策

霧が発生しており、映像がぼやけているが、母子3頭連れの姿が確認出来る。
この後、まっすぐにp7地点に向かったことは間違いない。


獣害対策

右端に母グマ、左端に子グマ一頭、柿の木に子グマ一頭が映っている
ほぼ食べ尽くされたこの柿の木には構わず、となりの柿の木に向かって行く

高野周辺に居着いているらしい母子3頭連れが、活発に動き回っています。

他に成獣が最低2頭以上いると思われるエリアで、子グマを自由に歩かせているこの母グマは、よほどの強者です。
ナッツを筆頭に他のクマたちは、カメラに映らなくなりました。
どこか少し離れた所に移動しているのかも知れません。

このままこのあたりに、この母子3頭連れに落ち着かれたら、とても厄介です。
来年は確実に親離れして独立し、このあたりを活動エリアにする可能性が大きいからです。

この他にもクマがいることが分かっていますし、過密な生息状態の中でお互いがいら立ち気が立つであろうこと、人との不用意な遭遇でどんな事故が起こるか、分かったものではありません。

今のところ、いずれのクマも、人の気配には敏感で極力避けようとしていることが見て取れる状態なので、その力関係を崩されないよう、我々は賢くまた慎重に立ち回らなければなりません。

そのためには、日々クマたちの動きを把握し、予測することが肝要です。
クマたちの残した微かな痕跡も見逃さない観察力を養おうと、トレイルカメラの映像と現場に残っている痕跡を照合する作業を続けています。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.84 2025年8月号をご覧いただけます。

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