箱わな設置

今日の午前中、役場の獣害対策担当の方がクマ用の箱わなを運んで来ました。
そして、予め検討ずみの場所に設置して帰られました。
近所の猟友会の方も立ち合いに来られ、私も見学方々運搬のお手伝いをしました。

一方、トレイルカメラの情報から、昨夜から本日早朝にかけて、複数のクマが出没していたことが分かりました。
複数の柿の木が荒らされており、道路沿いの一本の根元の路上に真新しい糞が落とされており、この柿の木が自分の獲物だと主張していました。
設置したわなに、これらのクマのどれかがかかるか否か、明日以降、結果に注目です。

それにしても、このところのクマたちの動きから分かることは、個体数が多過ぎることです。
山の中は、もはや飽和状態になっていると見られます。

かと言って里に下りて来ても、そろそろ作物もなくなりますし、栗は終わりましたし、柿が少し残っているだけです。
クルミは沢山落ちていますが、子グマは硬い殻を噛み砕くことが出来ないようで、母グマは子グマに柿を食べさせようと、残っている柿を探してあちこち回っています。

しかしそれも無くなったら、一気にエサ不足になります。
早くもその兆候が現れ始めているようです。

危険なのは、柿を求めて人家に接近するうちに、人家から食べ物のにおいが漂って来ることを覚えて、やがて人家への侵入に挑戦するようになることです。
何が何でも、そのきっかけを与えないよう、我々は細心の注意を払って警戒しなくてはなりません。

近所の方々も、落ち着いて眠れない夜を過ごしています。
とにかく、一刻も早く一頭でも捕獲駆除されることを願っています。


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